海岸線があるのに島の数が少ない県　TOPは富山県！　TOP10を紹介

国土地理院が維持管理する電子国土基本図を用いてのカウントで、島国日本には外周100m以上の自然島が1万4125島もあります。都道府県別で最多は、僅差で北海道を抑えての長崎県の1479島です。逆に海岸線がありながら島数が少ない県は、富山県でわずかに5島です。

富山県最大の島は、北アルプスとのコラボで絶景を演出

ブリやホタルイカで名高い富山湾、ヒスイを海岸線で拾うことのできるヒスイ海岸（朝日町）などで知られる富山県ですが、島の数はわずかに5島。
有人島はゼロで、富山県最大の島は、富山湾の虻ガ島（あぶがしま）で周囲わずかに440m。

富山湾東部は、岸から急激に水深が深くなっているため島はなく、能登半島側の西部（氷見市）に小島や岩礁が点在するだけになっています。
虻ガ島は、無名の島ですが、実は氷見海岸沖に浮かぶ虻ガ島とその向こうに立ちはだかる雪を頂いた立山連峰の景色というお決まりのアングルで有名な島です。

2位は茨城県の13島。
茨城県で有名な島は、北茨城市の二ツ島ですが、周囲130m、標高20.7mでかろうじて岩礁ではなく、島といえる存在に。
太平洋に面しており長い海岸線を有する茨城県ですが、海成段丘と海食崖は発達していますが、大きな島もなく、当然、有人島もありません。

3位は茨城県の北、福島県で18島です。
「山があるのに山梨県」とはよく耳にするフレーズですが、「島が付くのに島がない」というのが福島県です。
猪苗代湖には周囲1.5kmの翁島がありますが、湖の島はカウントされないので18島に入っていません。
いわき市の照島（てるしま）は周囲140mと、18島すべてが小島なので「島が付くのに島がない」といわれることになります。

島の数が少ない県　TOP10