北九州市八幡東区にある標高622mの山が皿倉山。神功皇后(じんぐうこうごう)が山に入ったとき、下山時に夕闇が迫り、「更に暮れたり」と語ったのが山名の由来という伝説も。北九州国定公園、帆柱自然公園に指定され、皿倉山8合目には皿倉山ビジターセンター(旧国民宿舎山の上ホテル)も建っています。
北九州一望の展望台で夜景も素敵
8合目までは皿倉山ケーブルカーが通じ、さらに皿倉山スロープカーに乗り継げば山頂の展望台までほとんど歩かずに到達できます。
皿倉山頂からの眺望は、晴れていれば遠く由布岳、英彦山、姫島、沖の島まで遠望します。
夜景は小倉から関門海峡まで200度の大パノラマで、「100億ドルの夜景」を自称。
展望台レストラン(北九州でいちばん高い場所にある絶景レストラン)では、門司港名物の「焼きカレー」なども用意されています。
登山の場合には、皿倉山ケーブル山麓駅前から山頂に向かう舗装道路が表登山道(所要2時間)。
昭和12年に登山道沿いの景観に優れた15ヶ所を「帆柱15景」に選定しています。
皿倉山ケーブル山麓駅から洞見平、神功皇后が国を眺めたという伝説の国見岩を経て皿倉山山頂に到達する国見岩コースは所要1時間30分と最短で、眺望もバツグンのコースですが、かなり急な登りとなります。
「ケーブル山麓駅から山頂方面の皿倉山表登山車道は、道が狭く危険なため、自家用車の通行はご遠慮下さい」(北九州市建設局公園緑地部みどり・公園整備課)とのこと。
しかも皿倉平(皿倉山8合目)から山頂方面へは終日、関係車両以外は通行禁止。
皿倉平(皿倉山8合目)には駐車場がないので、実質的に、歩いて登るか、ケーブルカーとスロープカーを乗り継ぐしか方法はありません。
ちなみに皿倉山は、昭和63年7月31日にパラグライダーの『第1回日本選手権in皿倉山』が開催された地で、7月31日はパラグライダー記念日にもなっています。
皿倉山表登山道(所要2時間)
皿倉山ケーブル山麓駅→(徒歩25分)→県立ふれあいの家→(徒歩15分)→大扇望→(徒歩10分)→花尾分かれ→(徒歩15分)→うぐいす谷→(徒歩10分)→楓杉峡→(徒歩5分)→めぐみの森入り口→(徒歩15分)→皿倉平→(徒歩25分)→皿倉山山頂
皿倉山国見岩コース(所要1時間30分)
皿倉山ケーブル山麓駅→(徒歩5分)→稲荷皿倉登山口→(徒歩20分)→国見岩コース入口→(徒歩35分)→神山分れ→(上徒歩15分)→国見岩→(徒歩15分)→皿倉山山頂
皿倉山 | |
名称 | 皿倉山/さかくらやま Mt. Sarakura |
所在地 | 福岡県北九州市八幡東区尾倉 |
関連HP | 北九州市公式ホームページ |
電車・バスで | JR八幡駅から徒歩25分。または、JR八幡駅西鉄バスで八幡製鉄所総合センター行きで12分、帆柱登山口下車、徒歩10分で皿倉山ケーブルカー山麓駅(土・日・祝日はJR八幡駅〜皿倉山ケーブルカー山麓駅間を無料シャトルバス運行) |
ドライブで | 北九州都市高速大谷ランプから約1.5kmで皿倉山ケーブルカー山麓駅 |
駐車場 | 帆柱公園立体駐車場(178台/有料) |
問い合わせ | 皿倉山ビジターセンター TEL:093-681-5539 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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