東京湾フェリーの出航する金谷港フェリーターミナルにほど近い国道127号フェリー南入口交差点前に建つ「船主総本店」。
東京湾で揚がる地魚にこだわった回転寿司店で、ランチに絶好の店です。
注目はやはり黄金鯵と「又木の金目」
エンザラ、アカサバ(赤鯖)、赤ヤガラ、カガミダイ、コショウダイと聞き慣れない魚がオンパレード。
「季節ごと、そして日によって仕入れる地魚は違うので、『おすすめ札』を見て選んで下さい」とのこと。
ちなみにエンザラは、館山沖の水深150mで釣れる金目鯛漁で揚がる真っ黒な魚。入手困難なため幻の魚と呼ばれることも。
正式名はクロシビカマスで、「脂が乗った白身で美味い」と釣り人も絶賛の味。これが札にあったら迷わず注文を!
赤サバは、正式名はハチビキ(葉血引)。水深100〜300mに生息するがやはり地元だけで流通する魚。マグロのような赤い身が特長。
赤ヤガラは南房総の浅い岩礁で獲れる高級魚。矢柄、つまりは矢の棒状の長い部分のように細長い魚という意味。それでいて頭の部分が多いので身がたくさんとれない(寿司屋の話だと可食部は3分の1ほどだとか)ので、寿司屋泣かせの魚のようです。
カガミダイは、金属で作った古代の鑑(かがみ)に形と色合いが似ているため。近縁のマトウダイと似ているが、味は変わらないのに浜値が安いので、寿司屋で味わうにはありがたい魚。
コショウダイは、「船主総本店」では小庄鯛とも記していますが、コショウの身のような小さな黒い点が散らばってるため胡椒鯛と呼ばれる魚。
「下魚扱いされていますが、めちゃくちゃ美味い魚」(地元の漁師の話)とのことで、こちらも見逃せません。
それでもイチオシは「黄金鯵」。
金谷漁港の近海で獲れる鯵のこと。われらがプレスマンユニオンのメンバーでもある板倉あつしが『いきなり! 黄金伝説。』で、同じ金谷港の「さすけ食堂」のアジフライを紹介したところ、連日の大行列となりましたが、黄金鯵は当然、握りにしても美味い!
旬は、6月〜8月。
金目鯛も注目。「又木の金目」と呼ばれ築地市場でも高値で取引されているブランド金目鯛。旬は、12月~2月。
船主総本店 | |
名称 | 船主総本店/ふなおさそうほんてん |
所在地 | 千葉県富津市金谷2288 |
関連HP | 船主総本店公式ホームページ |
電車・バスで | JR浜金谷駅から徒歩5分 |
ドライブで | 富津館山道路富津金谷ICから約2km。または、東京湾フェリー金谷港からすぐ |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | ザ・フィッシュ TEL:0439-69-2161/FAX:0439-69-2261 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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