知床・根室周辺で旨い回転寿司を探せ!「回転寿司根室花まる」 

北海道に来たのなら、ぜひ訪ねたいのが回転寿司。札幌などの回転寿司は注目されがちなのですが、意外に見逃されているのが道東の回転寿司。知床・根室周辺で探すと、もっとも有名なのが「回転寿司根室花まる」。根室が本店で、近年その評判から東京にも出店していますが、地元で人気があるのが中標津の店。

地元の漁師も太鼓判の回転寿司が中標津店

札幌で人気のチェーン店で東京進出も果たした回転寿司「トリトン」は、道東・北見市に本社を置く北一食品の経営。さらに札幌で人気の回転寿司「根室花まる」も道東・根室が本社です。
実は、オホーツク海(網走・羅臼・紋別)、太平洋(釧路・根室)の好漁場を控える道東エリアは、旬でおいしい魚介を調達するにはもってこいの場所なのです。
であるなら、何も札幌で回転寿司を食べなくてもいいわけで、「寿司屋は漁師が多い道東でこそ手を抜けない」(羅臼の漁師の話)ということから、地元の漁師も通う、回転寿司屋を紹介しましょう。

回転寿司根室花まる

知床(斜里町・羅臼町)から手軽にアプローチできる範囲の回転寿司ということで、まずは知床半島の羅臼側(南側/根室支庁側)。
知床半島・羅臼への玄関口である中標津空港のある中標津町。
その中標津町を走る国道272号沿いに目ざす回転寿司はあります。

東武サウスヒルズという中標津随一の大型スーパーマーケットの大駐車場の一画に店を構えているので、近くを通ればまず見逃し心配もありません。
それが北海道根室市花園町9丁目に本社を構える「回転寿司根室花まる」。
「根室を名乗るかぎり、魚介類の宝庫という看板にドロを塗るようなハンパな仕事はしません。」などとホームページにも高らかに宣言、とまあ、頼もしい限りです。


  
回転寿司根室花まる

「中標津で東京行きの飛行機に乗る前に美味しい寿司を」なんて気軽な気分で昼時に寄ろうものなら、大変なことに。
昼時なら「30分ほどお待ち頂きます」なんてことはザラ。
確実に、待たずに入店したいなら昼時を外すのが賢明。
どうしてもランチにという場合には11:30を目標にしたいところです。
店内はグループ用にボックス席もあるので、ファミリーにも対応。夏場は地元のファミリー客も多いのが特徴です。
ネタは札などが下がっているので、網走港、羅臼港、根室港、紋別港など地元の港で揚がったネタをまずは味わってください。

人気のウニも同じ北海道でも解禁の時期が異なります。
ウニの種類としてはバフンウニとムラサキウニがありますが、珍重されるのは羅臼などで揚がるバフンウニ(地元で「ガンゼ」と呼びます)です。

羅臼昆布を食べているので味がいいといわれる(値も張りますが)羅臼産のバフンウニは、1月15日〜6月30日が漁期。つまり7月も初旬を過ぎた頃にはもう羅臼産のウニは入りません。

根室といえばぜひ味わっていただきたいのがサンマ。
7月中旬~8月下旬が刺し網、7月下旬~11月下旬と棒受網と漁法は異なりますが、全国から根室沖に漁船が集まるのは、根室のサンマに脂がのっているから。
羅臼の漁師も(羅臼ではサンマが揚がりません)「根室花まる」に来れば、サンマの漁期であればこのネタは見逃しません。

回転寿司根室花まる

ウニやサンマ以外で注目のネタは(入荷しないケースもありますが)、ホタテ、カレイ、トキシラズ(夏場に揚がる脂ののったサケ)、そして生のホッキ、旬のイカなどでしょうか。
北の寒い海に棲む魚は、聞き慣れない種類も多いので、店員に気軽に尋ねるのも「旬の珍しいネタを味わうコツ」でしょう。 健闘を祈ります!

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