関東にもある! 危険度Sランクの活断層

阪神・淡路大震災の経験を活かして発足した政府の地震本部(正式名:地震調査研究推進本部)による「主要活断層帯の長期評価」で、活断層は4段階(S、A、Z、X)に分類されています。もっとも発生のリスクが高いのがSランクの活断層。実は関東エリアにも三浦半島と箱根の北西から丹沢の南山麓にSランクの断層があります。

今後30年以内の地震発生確率が3%以上がSランク

逆断層

今後30年以内の地震発生確率が3%以上と推定される最も危険度が高い活断層(主要活断層帯)がSランク。
全国には32ものSランク活断層があり、2026年7月28日、熊本地方でマグニチュード7.1、最大震度7を観測する地震を生んだのは、そのうちのひとつ日奈久断層帯。

1995年1月17日に発生、死者6434人、住宅全半壊約25万棟という甚大な被害をもたらし阪神・淡路大震災は、六甲・淡路島断層帯が原因でした。
ふたつの地震の震源の深さは16kmとほとんど同じ。
まさに活断層が生んだ地震、その被害といえるのです。

阪神・淡路大震災を生んだ六甲・淡路島断層帯ですが、当時の発生確率は0.02%から8%程度と推測されていました。
まさに危険度大の活断層だったことがよくわかります。

関東にあるSランクの活断層と、要注意のエリア

三浦半島断層群(武山断層帯・衣笠北武断層帯)

断層のある場所:神奈川県三浦半島中央部(横須賀市・三浦市・葉山町)
推定される地震規模
:M6.6〜M6.7
30年以内発生確率
:武山断層帯は6%〜11%でかなり切迫
内容:横須賀市南部に位置する海抜206.1mのピークが武山(たけやま)
沖ゆく船からも視認されるので、山上の武山不動(龍塚山持経寺武山不動院)は航海安全の守護神にもなっています
この武山を通る武山断層帯(確認されている長さは陸上部で11kmですが、東京湾、相模湾にも続いている可能性があります)と、北側にあるのが北武断層、衣笠断層でいずれも三浦半島を横断するように断層が伸びています
三浦半島にはこのほか、半島南部に東西に横断する南下浦断層、そして引橋断層があり、三浦半島断層群と総称されています
地震が発生した場合にはズレが1m〜2mほど生じると推定されています
断層が確認できる場所:武山断層帯はほぼ地中に隠れていますが、衣笠北武断層帯は、野比海岸(横須賀市野比)などで露呈しています

塩沢断層帯

断層のある場所:神奈川県山北町〜静岡県小山町、御殿場市
推定される地震規模:
M6.8程度
30年以内発生確率:
4%以下
内容:箱根山北西縁付近から丹沢山地の南西縁まで延びる断層帯
地表で認められる長さは10kmほど
断層の北西側が相対的に隆起する逆断層です
断層が確認できる場所:小山橋周辺の酒匂川(鮎沢川)

関東にもある! 危険度Sランクの活断層
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