日本一短い鉄道路線は、0.2kmしかない!

富山地鉄・富山駅南北接続線

鉄道の路線で日本最長は東北新幹線の営業キロは713.7km(実距離は674.9km)、在来線では山陰本線で営業キロ673.8kmですが、逆に最短は営業キロでわずかに0.2kmの富山地鉄・富山駅南北接続線です。富山地方鉄道の市内線(路面電車)の線で、富山駅で分断された南北の路線を結ぶものです。

北陸新幹線の富山駅開業にあわせ誕生した路線

富山地鉄・富山駅南北接続線

平成13年度に、北陸新幹線が富山駅まで事業認可を受けたことから、新幹線整備と併せ、在来線(現・あいの風とやま鉄道線、高山本線)の高架化、富山港線路面電車事業(現・富山ライトレール=富山地方鉄道富山港線)、そして南側の路面電車(富山地鉄の市内電車=富山地方鉄道富山軌道線)、北側の富山港線(富山ライトレール)を富山駅の在来線高架下に乗り入れ、駅の高架下で南北の路面電車を接続させる事業が始まりました。

こうして、平成30年6月に工事が始まり、令和2年3月に開業したのが富山駅南北接続線。
実際の距離は、市内線と結んだ富山駅停留場・新幹線高架下からの南側(第1期事業/平成27年開業)が160m、富山ライトレールとを結ぶ富山駅在来線高架下の北側(第2期事業/令和2年3月開業)が90mの合計250mで、営業距離は100m未満の端数を四捨五入する原則から、0.2kmとなっています。

富山港線(富山ライトレール)を走る電車(ポートラム)は全列車が富山軌道線(市内電車)と直通運転(4系統・岩瀬浜〜南富山駅前、5系統・岩瀬浜〜富山大学前、6系統・岩瀬浜〜環状線)。

この富山駅南北接続線は、富山駅の玄関口の顔となるので、トータルデザインの考えを採用。
駅全体の調和とCENTRAM(セントラム)、ポートラム(PORTRAM)という路面電車車両(Light Rail Vehicle)を引き立てるため、シンプルな形状とモノトーンの色調が採用されています。
富山駅停留場のホーム西側には、富山ガラス工房で制作されたガラスを使った光のガラス装飾壁(トランジット・ライティング・ウォールウォール)が設置され、記念撮影にも絶好。

北陸新幹線で富山駅に降り立ったなら、ぜひ「日本最短の鉄道路線」の確認を。
また「市内電車・バス1日ふりーきっぷ」を購入し、富山城、岩瀬浜などの移動に利用するのもおすすめです(富山地鉄乗車券センター、市内電車の車内などで販売)。

日本一短い鉄道路線は、0.2kmしかない!
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