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小紅の渡し

小紅の渡し

岐阜県岐阜市内を流れる長良川には昭和初期まで12の渡しがありましたが、現存するのは岐阜市一日市場と鏡島の間、120mを結ぶ小紅の渡し(おべにわたし)のみ。現在は岐阜県道173号(文殊茶屋新田線)の一部で、渡し船も県道の扱い(県道渡船)になっています(運航は岐阜市)。

県道扱いの渡船のため無料で乗船可能

江戸時代の初めにはすでに運航の記録が残る歴史ある渡船。
元禄5年(1692年)の記録が最古のもので、川下にあった河渡の渡しが中山道の表街道として、小紅の渡しが裏街道として機能していました。

小紅渡船船頭組合が県から市を通じて運航を委託され、利用者が来ると船を出す仕組み(県道扱いのため、乗船料は無料)。
右岸堤防上の小屋で船頭が待機。
左岸から利用する場合は備え付けの旗を振ると迎えに来てくれます。

一日市場から岐阜町の商家へ花嫁が嫁ぐとき、川面に顔を映し、紅、白粉をおとし、在所の未練を断ち切って、小さく紅だけをつけたのがその名の由来です。
舟は昔ながらの和船で、かつては岸付近では竹棹(たけざお)、水深が深い中心部は櫓(ろ)で進みましたが、今では船外機が活躍。
毎月21日の乙津寺(おっしんじ=鏡島弘法)の縁日には、渡船も賑わいを見せています。

豊川に残る牛川の渡し(愛知県豊橋市)とともに、中京圏に残る貴重な渡し船のひとつ。

岐阜市内の長良川にあった渡し船は、上流から芥見(あくたみ)の渡し、古津(ふるつ)の渡し、日野の渡し、長良の渡し、馬場の渡し、上門の渡し、四つ屋の渡し、忠節の渡し、亀の渡し、小熊野の渡し、小紅の渡し、河渡(ごうど)の渡しの12ヶ所です。

小紅の渡し
名称 小紅の渡し/おべにのわたし
所在地 岐阜県岐阜市一日市場〜鏡島
関連HP 岐阜市公式ホームページ
電車・バスで JR岐阜駅・名鉄新岐阜駅から岐阜バス東改田行きで30分、一日市場下車、徒歩5分
ドライブで 東海北陸自動車道岐阜各務原ICから約12km。または、一宮木曽川ICから約14km
駐車場 5台(堤防の路肩を利用)
問い合わせ 岐阜市土木管理課 TEL:058-214-4719
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

東海・北陸 渡し船の旅 全7航路

東海・北陸で渡し船が運航されているのは、7ヶ所。豊川、長良川など歴史ある渡船のほか、ダム湖や新港の誕生で代替手段として運航が始まった渡船、さらには離島への公営渡船などもあってバリエーションも豊富。なかには今後の運航が危惧される場所もあるので

 

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