岐阜県揖斐郡揖斐川町東津汲、揖斐川に建設されたダムのひとつで、上流側の横山ダム、徳山ダム、下流の西平ダムとともに濃尾平野の日本最大の海抜ゼロメートル地帯の洪水防止、発電を担った中部電力のダムが、久瀬ダム。
揖斐川に築かれた赤いゲートの美しいダム
重力式コンクリートダムとして昭和28年に完成。
ダム直下の揖斐川を国道303号が横切るので、橋上から間近にダムを眺めることができ、放水時は迫力満点(ただしダム側に歩道はありません)。
堤体は立入禁止ですが、4門の赤いラジアルゲート(非常用洪水吐きゲート)が印象的な美しいダムです。
ダムの水は2.5km下流の久瀬発電所に送られ発電に使われています。
久瀬ダムの下流側には、宮山橋(恋のつり橋)、「西美濃もみじ街道」・岐阜県道40号(山東本巣線)沿いには夫婦滝があり、恋愛成就のパワースポットとしてPRされています。
木曽三川は、明治時代の三川分流工事で下流部の三川は分流されていますが、揖斐川では雨などによる増水分8割をダムによる洪水調節で対応しています(木曽川では増分の6割、長良川はダムの適地がないため、9割を河道改修で対応)。
久瀬ダム | |
名称 | 久瀬ダム/くぜだむ |
所在地 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町 |
ドライブで | 東海環状自動車道大野神戸ICから約21km |
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