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妙義神社総門(旧白雲山石塔寺仁王門)

妙義神社総門(旧白雲山石塔寺仁王門)

神仏集合時代(明治の神仏分離、廃仏毀釈まで)、妙義神社には別当(神社を管理する寺)として上野寛永寺の末寺である白雲山高顕院石塔寺がありました。妙義神社境内は上部(随神門から先)の神域と下部(総門とその右手)の旧石塔寺寺域に分かれますが、現在の妙義神社の総門は、明治の初めに廃寺となった石塔寺の仁王門です。

神社なのに仁王門、仁王像が睨みをきかす

石塔寺(神仏習合の妙義大権現)の旧寺域には社務所(建立年代不詳)と御殿(嘉永6年/1853年築)が置かれています。 総門は、安永2年(1773)築で、国の重要文化財。
江戸時代後期の八脚門の代表的な遺構となっています。
白雲山石塔寺の仁王門だったので、廃仏毀釈で石塔寺が廃寺となり、妙義神社の総門となった現在も左右に仁王像が祀られています。

総門をくぐると銅鳥居で、その先に165段の石段がありますが、平成17年のNHK大河ドラマ『義経』で、牛若丸が修行する鞍馬山の設定でロケ地となったところ。
ちなみに石塔寺は、房州の石堂寺(いしどうじ/南房総市/当初は「石塔寺」)、近江の阿育王山石塔寺(いしどうじ/東近江市)とともに日本三石塔寺に数えられていました。

妙義神社総門(旧白雲山石塔寺仁王門)
名称 妙義神社総門(旧白雲山石塔寺仁王門)/みょうぎじんじゃそうもん(きゅうそううんざんせきとうじにおうもん)
所在地 群馬県富岡市妙義町妙義6
関連HP 妙義神社公式ホームページ
電車・バスで JR松井田駅からタクシーで10分、妙義神社下下車、徒歩10分で本殿
ドライブで 上信越自動車道松井田妙義ICから約2km
駐車場 道の駅みょうぎ駐車場(200台/無料)
問い合わせ 妙義神社 TEL:0274-73-2119
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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