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丸沼堰堤(丸沼ダム)

丸沼堰堤(丸沼ダム)

群馬県片品村の丸沼と大尻沼の間、狭まった場所に昭和3年、東京電燈(現・東京電力)の子会社、上毛電力によって建設された発電用のダム。コンクリートの止水壁を鉄筋コンクリートの壁で支えるという国内では珍しいバットレスダムで、国の重要文化財、そして土木学会の土木遺産にも認定されています。

国の重要文化財で、土木遺産に認定!

大正12年に北海道函館市に建設された笹流ダム(土木遺産)を皮切りに、昭和12年の三滝ダム(鳥取県智頭町/土木遺産)まで国内に8基建設された(6基が現存)バットレスダムですが、そのなかでも堤頂長88.2m、堤高32.1mと最大規模のもの。

丸沼の貯水量を増大させて発電用水を確保、下流の一之瀬発電所で発電するもの。

日光連山に取り囲まれた山中という厳しい環境の中で、資材の減量化などを考慮してバットレスダムが建設されたもの。
設計は、内務省土木試験所長の物部長穂(もののべながほ/設計当時の土木耐震学の第一人者)。
地震に弱いなどの弱点があるため、何度も補修されています。

周辺は日光国立公園の特別保護地区で、堰堤の丸沼側に丸沼を愛する会が設置した「牧水の渡し」があり、自己責任で利用する仕組み。
この渡し船を利用すると、丸沼ダムを間近から見学することが可能。

丸沼堰堤(丸沼ダム)
名称 丸沼堰堤(丸沼ダム)/まるぬまえんてい(まるぬまだむ)
所在地 群馬県利根郡片品村東小川
関連HP 片品村公式ホームページ
ドライブで 関越自動車道沼田ICから約42km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 片品村観光協会 TEL:0278-58-3222/FAX:0278-58-3213
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

丸沼

群馬県片品村の丸沼高原にある、荒原の名前の由来にもなっている湖沼。もともとは白根山(日光白根山)の溶岩流で堰き止められた直径が600mの自然の沼だったもの。昭和5年、下流の大尻池との間に東京電燈(現・東京電力)の丸沼堰堤(丸沼ダム)が完成、

日光白根山ロープウェイ

群馬県利根郡片品村の丸沼高原と日本百名山の白根山(2578m/日光白根山)の中腹を結ぶロープウェイ。全長2500m、高低差600mを15分で結ぶゴンドラリフトです。定員8人のゴンドラ(家族、グループ単位で乗車可能)で一気に標高2000mまで

 

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