取材班が白馬村・小谷村・大町市・池田町・松川村を縦横無尽に調べた結果、取材班が選んだ【白馬・大町歩かず眺める絶景BEST33】を選定。第16位は白馬村の「灯台もと暗し」のお話し。
白馬で代表的な絶景ポイント
白馬で有名な絶景ポイントといえば代表格が「大出の吊橋」。
プロアマを問わず、絵を描く人、写真を撮る人に定番のポイントになっています。
そんな、大出の吊橋を思い切って渡った先には何があるのでしょうか?
実はのどかな集落があり、昔懐かしい茅葺き農家も現存しています。
大出の吊橋は、姫川に架かる「大出集落の吊橋」の意。というわけで吊橋を渡った先には大出集落があるのです。
大出集落は明治8年に白馬村の前身である北城村が合併誕生するまでは大出新田村と称する独立した村でした。
慶安元年(1648年)から承応年間にかけて新田開発をして誕生した村ですが、江戸時代には六公四民というような重税に農民は苦しみ、凶作の年には餓死する者も多く、新田村と従来からあった村との間に諍(いさか)いも生まれたそうです。
今の平和な農村風景からは想像もできない開拓の話です。
そんな新田開発の苦労を今に伝えるのが茅葺き農家。
大出の吊橋の撮影ポイントからでもプラス15分ほどで「大出の吊橋北側」(大出集落)の雰囲気と絶景は楽しめるので、新田開発の苦労話を思い出したらぜひ足を伸ばしてください。古民家を再生したお休み処かっぱ亭でひと息つくことも可能です。
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