阪神電気鉄道は、1905年4月12日、阪神本線・神戸(三宮駅)〜大阪(出入橋駅)が開業したことに始まり、2025年4月12日(土)に開業120周年を迎えます。開業120周年を記念して、2027年春に新型急行用車両3000系を導入、さらには阪神では初となる座席指定サービスを導入することを発表しています。
今後、急行用車両はバーミリオンに統一
阪神電気鉄道が1983年に導入した優等列車用の電車で、「赤胴車」と呼ばれる急行系車両の形式3000系の名をそのまま引き継ぐのが、新型急行用車両3000系。
「赤胴車」は、和名で「銀朱(ぎんしゅ)」と呼ばれるバーミリオン(朱色)とクリームのツートンカラーを採用したことから付けられた通称。
新型急行用車両3000系のエクステリアカラーは、阪神電気鉄道の急行用車両としてかつて使用されていた「赤胴車」の朱色を再度登場させた「Re Vermilion」(リ・バーミリオン)。
既存の急行用車両に関しても、この新3000系と同じカラーを用いたデザインに順次変更し、「阪神電車の急行用車両はバーミリオン」というカラーイメージの定着を図るとしています。
8000系についても、バーミリオンを採用した赤胴車の塗装に変更する予定です。
このカラーリングの変更は、現在のオレンジ系統の塗装は、子会社が運営する阪神タイガースのライバル球団、読売ジャイアンツをイメージさせるという声が株主総会などでたびたび上がり、それを受けたものと推測できます。
新型急行用車両3000系は、6両(1編成)のうち 1両のみが座席指定車両で、残りは通常車両となる予定ですが、ロングシートなのか、転換クロスシートなのかなどはまだ未定とのこと。
阪神電気鉄道は、路線距離、そして朝夕のラッシュ時が混雑時間ということから、転換クロスシートとロングシートを時間帯で替えられるデュアルシート採用とも推測されています。
【阪神電気鉄道開業120周年】2027年春に初の座席指定サービス開始! | |
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