銀の湯

銀の湯

兵庫県神戸市北区有馬町、有馬温泉を代表する共同湯のひとつが銀の湯。有馬温泉は、大きく有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉の「金泉」と二酸化炭素泉、微量のラドンを含んだ放射能泉の「銀泉」に分けられますが、銀泉が楽しめるのが、銀の湯です。

二酸化炭素泉放射能泉の銀泉を楽しむ湯

銀の湯

外観は、寺町界隈の雰囲気に合わせた和風のたたずまいで、浴室も豊臣秀吉の入浴しただろう岩風呂をイメージしています(すぐ西側に極楽泉源、神戸市立太閤の湯殿館があります)。
秀吉時代の蒸し風呂をイメージした「蒸気式サウナ」、バイブラバス「銀泉気泡浴」、寝湯、打たせ湯を併設。
温泉資源の枯渇を防ぐため、循環ろ過を行なっているほか、加温、塩素消毒を実施(毎日、換水清掃が行なわれています)。

使われる温泉は、炭酸泉源の単純二酸化炭素泉(18.6度)に単純放射能温泉(29.4度)をブレンドした無色透明の混合泉(銀泉)。
全国に数ある温泉ですが、炭酸泉は、0.2%というデータもあり、さらに単純放射能温泉(ラジウム泉)とのブレンドとなればまさにに希少(残念ながら循環ろ過で効果が減少していますが)。

実は、炭酸泉源は、明治の文明開化まで毒水と恐れられ、温泉として利用されるようになったのも近代になってから(秀吉が入浴したのも、伝統の金泉で、「金の湯」で楽しむことができます)。

銀の湯と金泉が配湯される金の湯の両館に入浴できる2館共通券、さらに史料館(太閤の湯殿館)を加えた3館券も用意されています(有効期限は1年間と長いので、おすすめです)。

画像協力/一般財団法人神戸観光局

銀の湯
名称 銀の湯/ぎんのゆ
所在地 兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
関連HP 神戸観光局公式ホームページ
電車・バスで 神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩5分、または六甲・有馬ロープウェー有馬駅から徒歩10分
ドライブで 阪神高速道路北神戸線有馬口ICから約3km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 銀の湯 TEL:078-904-0256
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
炭酸泉源(銀泉)

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金の湯

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