毎年8月6日18:00~21:00、広島県広島市で『ピースメッセージとうろう流し』が行なわれます。8月6日は広島に原爆が投下された原爆忌。広島平和記念公園で原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念する『広島平和記念式典』が行なわれますが、夕刻から元安川で恒久平和を祈願する「とうろう流し」が行なわれます。
世界の恒久平和を祈願し、灯籠を流そう!
まだ原爆の傷跡が残り、バラック商店が建ち、ヤミ市が開かれた昭和22年~23年頃、親族や知人を原爆で失った遺族や市民たちが追善と供養のため、手作り灯籠を川に流したのが「とうろう流し」の始まり。
安芸地方(広島県西部)には浄土真宗本願寺派の安芸門徒特有のお盆に墓に赤・青・黄などの色紙を使い色とりどりの灯籠を飾る「盆灯籠」の風習がありますが(灯籠の色にはこの世の無常が込められているとも)、これに「精霊流し」の風習が加わって、現在の『ピースメッセージとうろう流し』へと発展したのです。
現在は広島市中央部商店街振興組合連合会(中振連)が主催し、灯籠の種火には「原爆の残り火」を採火して使っています。
灯ろうに使用する色紙のうち白色のものは、原爆の子の像に手向けられた折鶴を再生した紙を使っているのだとか。
会場となるのは原爆ドーム対岸の元安川親水テラス。
とうろうを流して、原爆・戦災・一般死没者の霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を祈願します。
主催者が代わって流す場合と、参加者自らが流す「手流し流灯」があります(「手流し流灯」の場合は待ち時間がある場合も)。
とうろうの販売は18:00〜20:30。
May Peace Prevail on Earth
「世界人類が平和でありますように」
ピースメッセージとうろう流し|広島市 | |
開催日時 | 毎年8月6日18:00~21:00 |
所在地 | 広島県広島市中区大手町 |
場所 | 元安川 原爆ドーム~元安橋付近 |
関連HP | ひろしま公式観光サイト |
電車・バスで | 広島電鉄本線原爆ドーム前駅から徒歩2分 |
ドライブで | 山陽自動車道広島ICから約8.8km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | とうろう流し実行委員会 TEL:082-245-1448/FAX:082-245-1899 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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