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厳島神社・廻廊

厳島神社・廻廊

プカプカと海に浮くという奇抜な構造の安芸の宮島・厳島神社。海(北西側)に向かって建つ御本社(本殿・拝殿・幣殿)の東西に配されているのが、周囲の社殿とともに国宝に指定される廻廊。東側廻廊は47間(ま=柱と柱の間の数で、1間は2.4m)、西廻廊は、61間あり、ともに幅4m、東西併せて259m。1間ごとに釣灯籠が下げられています。

東側廻廊47間+西廻廊61間=108間

廻廊の釣灯籠は毛利氏が鋳鉄製の灯籠を奉納したのが始まりで、現存する灯籠は大正時代に奉納された青銅製。

現在は東側・東回廊から入り、御本社を経て、西廻廊に出る仕組みですが、東廻廊の入口が切妻造り、西廻廊入口が唐破風造りなので、往時には大願寺のある西側が入口だったと推測できます。

床板は、1間に8枚敷いてあり、釘で打ち付けてはいません。
板と板の間には目透しという隙間が空いていますが、これは潮位が高い時や台風などの高波のエネルギ-を減免・消波する構造です。
しかも、現在は床は二枚重になっていて、本来の床板は下にある側。
以前は靴を脱いで参拝していましたが、現在は土足のままで歩ける構造なので養生板を載せているのです。

厳島神社・廻廊
名称 厳島神社・廻廊/いつくしまじんじゃ・かいろう
所在地 広島県廿日市市宮島町1-1
関連HP 厳島神社公式ホームページ
電車・バスで JR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場 宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ 厳島神社 TEL:0829-44-2020/FAX:0829-44-0517
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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