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千光寺公園

千光寺公園

広島県尾道市街の背後、標高136.6mの千光寺山の山上一帯に広がる公園。山腹には古刹・千光寺が建ち、山上へは千光寺ロープウェイと車道が通じています。台地上となった山上には、ロープウェイ山頂駅、千光寺公園頂上展望台、「尾道市立美術館」、「文学のこみち」などがあるほか、桜が植栽され、「日本さくら名所100選」にも選定。

もともとは千光寺の住職が築いた公園を尾道市に寄付したのが始まり

千光寺公園頂上展望台
「恋人の聖地」モニュメント

もともとは、明治27年、千光寺住職・多田實圓が坂道が多く、公園の少ない尾道の実情を憂いて、寺領の畑・山林・宅地、計1347坪を公園用地にして着工。
「共楽園」を完成させ、明治36年2月24日、尾道市に寄付。
それが千光寺公園と命名されたもの。

夕日や夜景が美しいということもあって「恋人の聖地」に認定され、モニュメントも配されています。
桜、ツツジ、藤などが植栽され、開花シーズンには多くの人出で賑わいを見せます。
とくに桜シーズンは、広島県では上野公園(広島県庄原市)と2ヶ所しか選定されていない「日本さくら名所100選」ということもあり、花見で大賑わい。
ぼんぼりも配されて夜桜見物を楽しむことができます。

大日本除虫菊(金鳥・KINCHO)の協力のもと、尾道市立美術館南側斜面には除虫菊の畑も。
かつて近隣の島々で除虫菊の生産が盛んだった歴史を反映しての畑で「白いじゅうたんの丘」と名付けられています。
見頃は例年5月頃。

千光寺山は花崗岩の巨岩が散らばり、古代から聖地と崇められた地。
ちなみに公園内にある八畳岩は、戦国時代に築かれた千光寺山城の物見櫓があった場所といわれています。
また、鼓岩(つづみいわ)は、ポンポン岩と呼ばれ、岩の上を石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がするのが名の由来。

千光寺公園
名称 千光寺公園/せんこうじこうえん
所在地 広島県尾道市東土堂町19-1
関連HP 尾道市公式ホームページ
電車・バスで JR尾道駅から徒歩15分で山麓駅、千光寺山ロープウェイ3分で山頂駅下車、すぐ
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約7.6km
駐車場 千光寺公園駐車場(70台/有料)
問い合わせ 尾道市観光課 TEL:0848-38-9184
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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