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桃岩展望台

桃岩展望台

北海道礼文町、礼文島(れぶんとう)の玄関口、香深(かぶか)港南西の高台、高山植物群落にある展望台が桃岩展望台。桃の実のかたちをした桃岩を眼前にします。桃岩展望台から元地灯台にかけての丘陵地帯は、「花の浮島」と呼ばれる礼文島でも屈指のお花畑。お花畑越しの利尻島はポスターやパンフでお馴染みの絶景です。

礼文島トレイル「桃岩展望台コース」を歩く

眼下に桃台猫台と猫岩を眺望

桃岩登山口バス停から桃岩展望台へは、礼文島トレイルコース「桃岩展望台コース」1.2km、所要40分。
フェリーにマイカー・レンタカーを積む、あるいは香深でレンタカーを借りるなどして、車であれば桃岩展望台公衆トイレのある駐車場まで入ることができます。
6月~8月頃には高山植物が咲き誇り、実に見事。
桃岩展望台周辺に咲く花は、エゾノハクサンイチゲ、レブンキンバイソウ、ミヤマキンポウゲ、チシマフウロ、ミヤマオダマキ、レブンコザクラ、ハクサンチドリ、イワベンケイなど。
エーデルワイスに似たレブンウスユキソウも咲きますが、群落があるのは礼文林道です。
桃岩展望台からは、眼下に猫岩、桃岩と猫岩を眺望する桃台猫台の園地も目にできます。

桃岩展望台一帯は美しいお花畑が広がりますが、桃岩一帯は磯谷アイヌと礼文の香深井アイヌが戦った伝説の古戦場。シャクシャインの乱で和人二十有余人を殺した磯谷アイヌは、利尻島から礼文島に侵入し、尺忍を制圧。
磯谷アイヌに対し、香深井アイヌの酋長ワカインは桃岩の地形を利用して防御ラインを敷いたというわけ。
激しい攻防が続きましたが、シャクシャインの乱後、松前藩との和睦のため余市に行っていた宗谷アイヌ酋長セクランケと利尻アイヌ酋長ムシモンヘリンが帰って仲裁に入り、平和が訪れたと伝えられています。

断崖上のお花畑を歩いて、桃岩展望台から元地灯台は、2.5km、所要徒歩1時間40分。
元地灯台方面に50分ほど歩いたキンバイの谷にはレブンキンバイソウ、クロユリ、ハクサンチドリなども咲きます。
元地灯台からは、礼文島南端の集落、知床集落に下るルートがあり、2km、40分ほど歩けば知床バス停に到着します(知床〜香深のバスは本数が少ないので事前に確認が必要)。

一帯は高山植物の群落
桃岩展望台
名称 桃岩展望台/ももいわてんぼうだい
所在地 北海道礼文郡礼文町香深村
関連HP 礼文町公式ホームページ
電車・バスで 香深から宗谷バス元地行きで7分、桃岩下車、徒歩15分
ドライブで 香深港から約3.8kmで桃岩入口
駐車場 30台/無料
問い合わせ 礼文島観光案内所 TEL:0163-86-2655(4月〜10月)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

桃台猫台

北海道礼文町、礼文島の西海岸、元地海岸のさらに南にある桃岩荘ユースホステル近くにある展望地が桃台猫台。背後に桃岩を眺め、海上に猫岩というのが桃台猫台という名の由来。桃岩・猫岩展望台というわけで「桃岩がより桃に、猫岩がより猫に見える」といわれ

 

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