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道の駅さるふつ公園

道の駅さるふつ公園

北海道猿払村、北オホーツクを走る国道238号沿いさるふつ公園(猿払村営牧場)にある道の駅が道の駅さるふつ公園。風雪の塔・農業資料館、、夢喰間(売店)、ホテルさるふつ、レストラン「風雪」(ホテルさるふつ1階)、ホテル内物産直売所などがあります。レストランでは水揚げ日本一を誇るホタテを味わうことも可能。

ホテル内でホタテ料理も味わえる!

「ホテルさるふつ」内のレストラン「風雪」は、ランチスポットの少ない北オホーツクでは数少ない食事場所で、ホタテなどが味わえうるのでおすすめです。
「ホテルさるふつ」内の「さるふつ憩いの湯」は、日帰り入浴も可能。

道の駅さるふつ公園の背後には、映画『人間の條件』で、満州の大地という設定のロケ地となった猿払村営牧場(410ha)が広がっており、酪農の村というイメージが強いのですが、海岸沿いのエサヌカ原生花園から浜猿払へとドライブすると、見事な「ホタテ御殿」が並んでいることに気が付きます。

猿払村を蘇らせたホタテ養殖事業

「いさりの碑」と「ほたて化石群」

実は猿払村のホタテ漁師は、道内の他のエリアの漁師が羨むほどの収入があるのです。
ニシンが北海道の沿岸から消えた昭和29年頃から20年間にわたり、猿払村の漁師は不漁にあえぎ、離村を余儀なくされましたが(ニシン水揚が激減、沖合帆立漁も乱獲により衰退)、その後、昭和46年からホタテの増養殖漁業に村一丸となって尽力し、今では猿払村漁協はサロマ湖の常呂漁協と並ぶ漁獲高を誇っています。
ホタテ増殖事業の成功によって村の財政は健全化し、若者たちのUターン現象を引き起こしたのです。
「日本一の貧乏村」と揶揄(やゆ)された村、そして「密漁の常習組合」といわれた漁協でしたが、村の1年分の税金を3年間投入、そして漁協の組合員は乏しい水揚げ代金を天引きして資金を集め、ホタテの増養殖漁業へと突き進んだのです(その背景には、明治時代に、干し貝柱事業の国内7割を占めるという実績がありました)。

こうして、道内の他の自治体、そして漁師がが羨むような、猿払村が生まれたのです。

ホタテはホテルさるふつ内の物産販売所で、冷凍貝柱、干し貝柱などが購入できます。
「猿払村は道内でもとくに水温の低い場所で育ったため、甘みが強く大ぶりで肉厚。しかも5年貝は他の産地よりひと回り大きいのが特徴」(猿払村漁業協同組合)とのこと。

道の駅さるふつ公園の海岸側にはホタテ養殖事業10周年で建てられた「いさりの碑」と中頓別鍾乳洞近くから出土した「ほたて化石群」、そして「インディギルカ号遭難者慰霊碑」が配されています。

道の駅さるふつ公園
名称 道の駅さるふつ公園/みちのえきさるふつこうえん
所在地 北海道宗谷郡猿払村浜鬼志別214-7
関連HP 猿払村公式ホームページ
ドライブで 稚内空港から約39km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 道の駅さるふつ公園 TEL:01635-2-2311/FAX:01635-2-2312
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

インディギルカ号遭難者慰霊碑

昭和14年12月12日、荒れ狂う吹雪のなか、旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」が当時の宗谷村浜鬼志別(はまおにしべつ=現・猿払村浜鬼志別)沖合いで座礁。多数の死傷者を出すものの、村民により多くの人命が救助されています。700名以上の人名が失

風雪の塔・農業資料館

日本最北の村である北海道猿払村(さるふつむら)。猿払村の基幹産業は酪農。昭和59年、生乳生産量が年間2万t、戸当り平均200tを突破したことを記念して建設されたのが風車をかたどった「風雪の塔」。併設の「農業資料館」では開拓の歴史を刻む農具な

 

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