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羅臼町郷土資料館

羅臼町の中標津寄りに位置する峯浜地区。海岸線から少し入った高台に建つ旧植別小学校を再生した資料館。「羅臼は、衰退したオホーツク文化が、擦文文化との『融合』という形で痕跡をとどめる貴重な場所」と解説するのは学芸員。「北海道松法川北岸遺跡出土品」260点は平成27年に国の重要文化財に指定されています。

トビニタイ文化など知床独特の文化を学ぼう

縄文時代の土器
縄文時代からオホーツク文化期まで使われた石斧

知床半島は岬の突端を含めアイヌが住む以前に「アジアのバイキング」と呼ばれるたオホーツク人が住んでいました。

資料室では先住民族の土器など貴重な品々を展示しています。
考古第一展示室では、約8000年前から1600年前までの縄文、続縄文時代を、考古第二展示室では約1600年前から1300年前までのオホーツク文化、トビニタイ文化(羅臼町飛仁帯で発掘された土器が名の由来。擦文文化の影響を受けたオホーツク文化が道東で独自の発達を見せた)を紹介しています。

さらに重要文化財「北海道松法川北岸遺跡出土品」を展示する重要文化財展示室も必見です。

アイヌ文化や国後・目梨の戦い、北海道の名付け親、松浦武四郎について解説する中・近世展示室、明治以降の漁具や町の様子を紹介する産業展示室と生活展示室、オジロワシやシマフクロウ、クジラ模型等を展示する動物展示室、森繁久彌主演映画『地の涯てに生きるもの』の羅臼ロケ風景と、このロケ時に作られた『知床旅情』、北海道天然記念物「羅臼のひかりごけ」を栽培展示する羅臼のひかりごけホール展示など充実した内容になっています。

羅臼町オタフク岩で発見されたトビニタイ遺跡
学芸員が解説する黒曜石の石器
13世紀頃姿を消したオホーツク文化の住居模型
アイヌのチセ
重要文化財「松法川北岸遺跡出土品」
松法川北岸遺跡出土品は7~8世紀頃に松法川(まつのりがわ)河口近くに存在した集落跡から出土した遺物。
集落にあった家屋が火災にあって、建物が倒壊。炭化したことで、遺物が現在まで腐食することを免れて奇跡的に残存しました。
土器や石器に加え、熊頭注口木製槽などの多数の炭化した木製品は、オホーツク文化の生活実態を解明する上で、貴重な史料になっています。
元羅臼町郷土資料館の館長だった涌坂周一さんが昭和57年に調査を実施した、松法川北岸遺跡の出土品を退職まで丹念に接合・復元を行なったことが260点という膨大な数の重要文化財指定につながりました。


羅臼町郷土資料館
名称 羅臼町郷土資料館/らうすちょうきょうどしりょうかん
所在地 北海道目梨郡羅臼町峯浜町307
関連HP 羅臼町公式ホームページ
ドライブで 根室中標津空港から約44km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 羅臼町郷土資料館 TEL:0153-88-3850
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/羅臼町郷土資料館・羅臼の宿まるみ

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