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夕張シューパロダム(シューパロ湖)

夕張シューパロダム(シューパロ湖)

北海道夕張市を流れる夕張川の上流部に平成27年3月7日に完成したダムが夕張シューパロダム。堤高110.6mの重力式コンクリートダムで、北海道最大、日本国内最大級の多目的ダム。ダム湖はシューパロ湖と命名されています。ダム湖には、昭和37年に建設された大夕張ダム(おおゆうばりだむ)が沈んでいます。

数年に一度の渇水期に姿を見せる「幻の橋」も

夕張川には灌漑を目的とした農業用ダムの大夕張ダムがありましたが、大夕張ダムの下流155mの場所に発電、上水道供給、洪水調整、灌漑などを目的とした多目的ダムの夕張シューパロダムが建設され、大夕張ダムは完全に水没しています。

ダム湖であるシューパロ湖は、湛水面積1400haで雨竜第一ダムの朱鞠内湖(しゅまりないこ)に次いで日本第2位の面積を誇る人造湖。
総貯水容量4億2700万トンも、徳山湖(徳山ダム/岐阜県揖斐川町)、奥只見湖(奥只見ダム/福島県檜枝岐村・新潟県魚沼市)、田子倉湖(田子倉ダム/福島県只見町)に次いで日本第4位を誇っています。

シューパロは、アイヌ語のシ(si=本当に)と夕張の語源のユーパロ(yu-paro=温泉口/永田方正『北海道蝦夷語地名解』)から、夕張川本流のダムという意味合いを有する合成語。

湖を渡る鉄橋は、「三弦橋」(正式名:下夕張森林鉄道夕張岳線第一号橋梁)で、大夕張ダムの完成で、下夕張森林鉄道夕張岳線の一部が水没シたことによる補償で、昭和33年に完成した鉄道橋。
下夕張森林鉄道夕張岳線は、鉄橋架橋の6年後に昭和39年に廃線となり(自動車輸送に転換)、夕張岳線第一号橋梁もシューパロ湖の誕生で、数年に一度の渇水期にのみ姿を現す「幻の橋」となっています。

湖畔を走る国道452号から夕張岳方面へと分岐する道は、白銀橋でシューパロ湖を渡り、ビューポイントになっています。

ダムカードは、夕張川ダム総合管理事務所で配布。

渇水期にのみ出現する三弦橋
夕張シューパロダム(シューパロ湖)
名称 夕張シューパロダム(シューパロ湖)/ゆうばりしゅーぱろだう(しゅーぱろこ)
所在地 北海道夕張市鹿島国有地
関連HP 夕張市公式ホームページ
ドライブで 道東自動車道夕張ICから約20km
駐車場 鹿島眺望公園駐車場(冬期利用不可)
問い合わせ 夕張川ダム総合管理事務所 TEL:0123-55-5151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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