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新幹線展望塔

新幹線展望塔

北海道上磯郡知内町(しりうちちょう、青函トンネルの北海道側入口(湯の里知内信号場)を眺めるため、平成28年11月7日にオープンしたのが新幹線展望塔。青函トンネルは海を渡り道内に入ってからも福島町内はトンネルで通過し、ようやく知内町の湯ノ里地区でトンネルを抜けて地上に出る構造になっています。

新幹線が待避線の貨物列車を追い越す、貨物列車とすれ違う!

道の駅「しりうち」内にある高さ14mの展望塔。
展望塔から線路を眺めると、レールが3本敷かれた「三線軌条」であることに気が付きます。

実は青函トンネル(54km)を含む「青函共用走行区間(82km)」は、標準軌(軌間1435mm)の新幹線)と狭軌(軌間1067mm)の在来線(JR貨物の貨物列車を主体に、JR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」などの臨時列車)が共用しています。

青函トンネル内を貨物列車は最高速度110kmで走行しますが、北海道新幹線は、すれ違う貨物列車への風圧や、先行する貨物列車に追いつかないようにトンネル内を160kmと少し抑え気味に走っています。
こうした共用区間のため、新幹線展望塔では、全国的にも珍しい、貨物列車が湯の里知内信号場で退避する横を新幹線が走行する瞬間を目にすることができるのです。
新幹線と貨物列車がすれ違うケース、新幹線が待避線の貨物列車を追い越すケースの2パターンがあり、知内町のHPに「知内町新幹線展望塔(湯の里知内信号場)列車通過予測時刻表」がアップされています。

湯の里知内信号場は、かつて海峡線の旅客駅だった知内駅(しりうちえき)の跡。
平成26年3月15日に知内信号場になり、平成28年3月26日の北海道新幹線開業に伴い、湯の里知内信号場となっています。
現在の「道の駅しりうち」の物産館が旅客駅時代の知内駅の駅舎(道の駅が併用されていました)。

新幹線展望塔は、冬季限定(11月〜3月)でイルミネーションを設置。

ちなみに、隣接する知内町農村公園は熊出没でキャンプ場が休止することもある自然郷。
周辺を散策する際には、ヒグマに注意を。

レールが3本敷かれた「三線軌条」を走るJR貨物の貨物列車
新幹線展望塔
名称 新幹線展望塔/しんかんせんてんぼうとう
所在地 北海道上磯郡知内町字湯ノ里48-13 道の駅しりうち内
関連HP 知内町公式ホームページ
ドライブで 函館空港から約65km
駐車場 道の駅しりうち駐車場(35台/無料)
問い合わせ 産業振興課商工観光係 TEL:01392-5-6161/FAX:01392-5-7166
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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