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五色沼

五色沼

磐梯山の北麓、磐梯高原の標高800m内外に点在する湖沼群の総称が五色沼。明治21年7月15日、磐梯山の大爆発による小磐梯の山体崩壊で、川が堰き止められて誕生した湖沼群のひとつ。五色沼湖沼群と呼ばれる沼はその数30ほど。磐梯朝日国立公園の特別保護地域にもなっていて、五色沼自然探勝路が整備されています。

美しい森は大正時代に植林されたもの

青沼
弁天沼

青緑色の毘沙門沼(びしゃもんぬま)、コバルトブルーの瑠璃沼(るりぬま/国土地理院の表記は「るり沼」)など、湖底の沈殿物や棲息する生物、湧出成分やpH、光線の変化、新緑から紅葉への季節の移ろいなどで、湖水の色がさまざまに変化することが、五色沼という名前の由来で、多くのカメラマンを魅了する理由。

全長3.6kmの自然探勝路も整備されており、気軽に散策が楽しめます。
東側入口の五色沼入口、西側入口の裏磐梯高原駅の両バス停に駐車場が併設。

遠藤現夢の磐梯高原・五色沼緑化
磐梯山噴火に後、数十年間荒地だった磐梯高原。
それを緑化したのが遠藤現夢(えんどうげんむ)です。
噴火口北側一帯の荒廃した官地払い下げの権利を譲り受け、私財を投じて植林を行なったのです。
大正4年に全通した岩越線(現・磐越西線)を利用して苗木(アカマツ5万本、ウルシ2万本、杉3万本)を新潟方面から猪苗代駅まで運び、さらに馬車で磐梯高原へと苗木10万本を運び上げました。
こうした緑化が、今の磐梯高原の豊かな緑を生んでおり、単なる自然の力だけでの復興ではありません。
こうして緑化に尽力し、昭和9年に71歳で没しています。
今の美しい五色沼があるのも、実は遠藤現夢のおかげというわけなのです。
遠藤の墓(本人が生前に築いたもの)は五色沼自然探勝路途中、青沼の畔に配されています。
2018年7月15日は、磐梯山が噴火して130年となっています。

五色沼
名称 五色沼/ごしきぬま
所在地 福島県耶麻郡北塩原村檜原剣ヶ峯
関連HP 裏磐梯観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR猪苗代駅から磐梯東都バス磐梯高原休暇村行きで25分、五色沼下車、すぐ
ドライブで 磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから約17km
駐車場 五色沼入口駐車場(200台/無料)、磐梯高原入口駐車場(70台/無料)
問い合わせ 裏磐梯観光協会 TEL:0241-32-2349
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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