福井県敦賀市にある鉄道遺産が旧敦賀港駅ランプ小屋。平成31年4月1日に廃止された敦賀港駅(つるがみなとえき)は、明治15年3月10日、金ヶ崎駅(かねがさきえき)として開業した歴史ある駅。ランプ小屋は開業当時のレンガ造りの施設で、列車の灯火に使用されるカンテラ(合図灯)の燃料を保管する油庫です。
カンテラ(合図灯)の燃料を保管したレンガ蔵
北陸線は明治政府の国家プロジェクトとして敷設され、敦賀港駅(大正8年1月11日までは金ヶ崎駅)は、明治45年からシベリア鉄道経由でヨーロッパ諸国と繋がる欧亜国際連絡列車の発着駅にもなっていました。
日本貨物鉄道から平成26年2月5日に敦賀市へ寄贈され、スレート葺きだった屋根を桟瓦葺きに復元するなど、修復され、内部ではランプ小屋に関するパネル展示、鉄道開業当時のランプ小屋内部を復元した展示が行なわれています。
レンガには「又」、「南」、「斗」など多様な刻印がありますが、レンガを作った職人のサインです。
小刀根トンネル、柳ヶ瀬トンネルや大石峠を越える旧北陸線トンネル群などとともに日本遺産「海を越えた鉄道〜世界へつながる 鉄路のキセキ〜」の構成資産にもなっています。
旧敦賀港駅舎は、平成11年に開催された『つるが・きらめき・みなと博21』のシンボルの一つとして復元され、現在「敦賀鉄道資料館」として公開されています。
注/使用の画像は日本貨物鉄道時代の建物です
旧敦賀港駅ランプ小屋 | |
名称 | 旧敦賀港駅ランプ小屋/きゅうつるがみなとえきらんぷごや |
所在地 | 福井県敦賀市金ヶ崎町1-19 |
関連HP | 敦賀市公式ホームページ |
電車・バスで | JR敦賀駅からぐるっと敦賀周遊バス観光ルートで8分、金崎宮下車すぐ |
ドライブで | 北陸自動車道敦賀ICから約3km |
駐車場 | 金ヶ崎古戦場入口駐車場を利用 |
問い合わせ | 敦賀市文化振興課 TEL:0770-22-8152/FAX:0770-23-6944 |
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