茨城県土浦市は水戸街道と霞ヶ浦に近く水陸交通の要所として商業が栄えた町。今もあちらこちらに商家の立派な蔵が残り、とくに市街中心の中城通りは往時の雰囲気が色濃く残っている場所。江戸時代末期に開業した呉服商「大徳」を再生したのが土浦まちかど蔵・大徳(大徳は現在も呉服を販売)。
アンテナショップの役割も担う、土浦観光の拠点
尾形徳兵衛(大国屋徳兵衛=香取神宮の神官・尾形数馬の四男)は、14歳の時、土浦の醤油醸造業の国分勘兵衛(大国屋)に奉公し、支配人にまで昇進。
天明5年(1785年)、45歳のとき暖簾分けを許され、中城町で穀物や古着を商い始めています。
大国屋徳兵衛から「大徳」という屋号が生まれたのです。
土浦を代表する商家のひとつで、現在も営業を続け、中央1丁目の国道125号沿いに本店を構えています。
土浦まちかど蔵・大徳では、見世蔵、袖蔵、元蔵、向こう蔵の4つの蔵(国の登録有形文化財)を改装し、商家歴史展示館、観光物産館、観光展示館として公開。
土浦市観光協会の案内所もここにあり、レンタサイクルも受付。
土浦市レンタサイクル(26インチのシティサイクル、24インチのジュニアサイクル、クロスバイク)は、土浦まちかど蔵「大徳」売店で借用、返却。
『土浦の雛まつり』(毎年2月4日~3月3日)では、手作りつるし雛などが展示されています。
土浦まちかど蔵・大徳 | |
名称 | 土浦まちかど蔵・大徳/つちうらまちかどくら・だいとく |
所在地 | 茨城県土浦市中央1-3-16 |
関連HP | 土浦市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR土浦駅から徒歩10分 |
ドライブで | 常磐自動車道桜土浦ICから約5km |
駐車場 | 土浦まちかど蔵来館者専用駐車場を利用 |
問い合わせ | 土浦市観光協会 TEL:029-824-2810 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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