関東・関西在住者向け！　『JR東海☆夏の乗り放題きっぷ』発売

JR東海は、2025年7月4日（金）～9月9日（火）に『JR東海☆夏の乗り放題きっぷ』を発売。JR東海版の『青春18きっぷ』で、2日間、JR東海内の普通・快速に乗り降り自由で、大人3900円、小人1900円。利用期間は7月19日（土）～9月10日（水）で、「EXサービス」で熱海駅～米原駅のいずれかの駅まで東海道新幹線を利用することが条件。

目指すは、飯田線、中央本線、高山線、紀勢線

首都圏からの場合は、熱海駅まで「こだま」もしくは熱海停車の「ひかり」を利用すれば条件を満たします。
同様に近畿エリアなら米原駅まで「こだま」もしくは米原停車の「ひかり」を利用すればOKです。

利用方法は少し複雑。
まずは、JR東海の東海道新幹線ネット予約「EXサービス」（会員登録後のログインが必要）で、
熱海駅～米原駅を着駅とする乗車券・特急券を予約、画面からリンクする「EX旅先予約」から「e5489」（JR西日本のネット予約サービス）で決済を完了する必要があります。

きっぷの受取は、JR東海の「きっぷうりば」及び改札の外にある「5489サービス」の表示のある券売機のみ。
熱海駅ではJR東海の新幹線乗換口「きっぷうりば」で受け取ることができます（国府津駅・甲府駅・辰野駅・塩尻駅・猪谷駅・新宮駅では受け取りできません）。

JR東海の在来線全線の普通・快速列車に乗り降り自由なので、まさに『青春18きっぷ』のJR東海版。
有効期間も2日間なので、1泊2日の鉄道旅行なら使い勝手がいい感じです。
新幹線を含む特急列車、急行列車は利用できません。

首都圏からなら、熱海駅から富士駅まで東海道本線を利用し、身延線で甲府駅に出た場合は、通常の乗車券は片道2310円。
所要は3時間40分ほど、往復すれば元が取れる計算です。

おすすめは熱海駅から豊橋駅まで東海道本線を利用、豊橋駅から飯田線で辰野駅まで利用すると、乗車券だけで6930円でかなり得した計算ですが、移動時間は10時間ほど要してしまいます。
途中のどこか希望の場所で下車して1泊するのがいいでしょう。

大阪・京都方面からなら、米原駅から東海道本線を利用し、名古屋駅から中央本線で木曽路の旅がおすすめです。
こちらも車窓風景が良く、お気に入りの場所で宿泊すればOKです。
米原駅〜名古屋駅〜塩尻駅で途中下車なく旅して、乗車券は4510円。
610円得する計算ですが、実際には途中下車もできるので、使い勝手はかなりいい感じです。

飛騨路の場合は、米原駅〜高山駅で乗車券3410円と、片道では元を取ることができません。

熱海駅スタートでも、木曽路、飛騨路を目指し、片道で元を取り、帰りは別の方法（塩尻から中央本線特急利用、高山〜松本はバスを利用し、松本〜新宿は高速バスなど）ということもできます。

JR東海は紀勢線の新宮駅までエリアなので、名古屋駅から快速「みえ」で、伊勢神宮や鳥羽を目ざす手ももちろんあります。