高松の沖合に浮かぶ男木島(おぎしま)。島の最北端に立つ男木島灯台(総御影石造り)は、昭和32年に公開された映画『喜びも悲しみも幾歳月』(監督・木下恵介、主演・佐田啓二、高峰秀子)の舞台になった場所。灯台とともに明治28年に建てられた洋風建築の旧宿舎は、男木島灯台資料館として再生されています。
明治時代築の石造灯台宿舎を再生した資料館
館内では国内各地の灯台の歴史、海上保安庁の役割、男木島灯台の仕組み、男木島の歴史、さらには映画『喜びも悲しみも幾歳月』についても解説。映画の男木島でのシーンはビデオで観賞することもできます。
集落から離れた場所に建つ男木島灯台は、無人化されるまで灯台守2名とその家族が暮らしていました。
生活用水は雨水に頼るという厳しい環境で暮らしながら、沖行く船の航海の安全を守ったのです。
建物は、灯台と同じ香川県産の御影石「庵治石」でできています。
宿舎は正式には吏員退息所と呼ばれていました。
灯台は昭和62年に無人化されましたが、空き家となった旧宿舎を資料館に再生。
映画『喜びも悲しみも幾歳月』
映画の舞台となった灯台は、観音埼灯台、石狩灯台、伊豆大島灯台、水ノ子島灯台、女島灯台、弾埼灯台、御前埼灯台、安乗埼灯台、男木島灯台、日和山灯台の10灯台。
映画の中の男木島灯台は、主人公が台長になって初めて赴任した記念すべき灯台。男木島灯台勤務の時、息子の光太郎が不良とのケンカで刺殺されるという悲劇も生んでいます。
映画の中で、佐田啓二、高峰秀子演じる主人公夫婦が灯台のランプのレンズを磨いている場面がしばしば出てきますが、とくに石油で灯していた時代には灯台守の労働は過酷でした。
映画の中の男木島灯台は、主人公が台長になって初めて赴任した記念すべき灯台。男木島灯台勤務の時、息子の光太郎が不良とのケンカで刺殺されるという悲劇も生んでいます。
映画の中で、佐田啓二、高峰秀子演じる主人公夫婦が灯台のランプのレンズを磨いている場面がしばしば出てきますが、とくに石油で灯していた時代には灯台守の労働は過酷でした。
男木島灯台資料館 | |
名称 | 男木島灯台資料館/おぎしまとうだいしりょうかん |
所在地 | 香川県高松市男木町1063−2 |
関連HP | 高松海上保安部公式ホームページ |
電車・バスで | JR高松駅から徒歩10分の高松港県営桟橋から雌雄島海運フェリーで40分、男木港から徒歩40分 |
問い合わせ | 高松海上保安部 TEL:087-82-7012 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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