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栗林公園・飛来峰

栗林公園・飛来峰

香川県高松市、国の特別名勝の栗林公園で、随一の景勝地が飛来峰。大名庭園である南庭に築かれた富士山を見立てた築山で、山頂近くにある珪化木(けいかぼく=植物の化石)の石組みは、山が崩れるのを防ぐとともに、富士山の雪を表したものではないかといわれています。

栗林公園随一の絶景が、飛来峰

国の特別名勝としては日本一広大な栗林公園で、どこに行こうか迷ってしまいますが、初めての入園なら、まずは飛来峰を目指しましょう。

南湖に架る栗林公園最大の橋となる偃月橋や、紫雲山を背景に南湖の西に配された大茶屋「掬月亭」(きくげつてい )を俯瞰する眺めは、栗林公園を代表する景観。

明和7年(1771年)、高松藩5代藩主・松平頼恭(まつだいらよりたか)の命を受け、儒学者・青葉士弘(あおばしこう)が栗林園(現在の栗林公園南庭部分=大名庭園)の美景20ヶ所を五言絶句にまとめた『栗林園二十有詠応教』でも、「栗林園中の勝 飛来峰に過ぐる無し 下に甫田の道有り 春耕を老農に問ふ」と、「飛来峰に過ぐる無し」と絶賛されています。
つまりは大名庭園時代からの、絶景ということに。

ライトアップされた偃月橋を眺望
栗林公園園内図
栗林公園・飛来峰
名称 栗林公園・飛来峰/りつりんこうえん・ひらいほう
所在地 香川県高松市栗林町1-2-16
関連HP 栗林公園公式ホームページ
電車・バスで JR栗林公園北口駅から徒歩3分、または、ことでん栗林公園駅から徒歩10分
ドライブで 高松自動車道高松中央ICから約6km
駐車場 栗林公園東門駐車場(30台/有料)・栗林公園北門前駐車場(32台/有料)
問い合わせ 香川県栗林公園観光事務所 TEL:087-833-7411/FAX:087-833-7420
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

栗林公園・吹上げ

香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園。栗林公園の南庭、南湖一帯は最初に作庭された高松藩主の大名庭園で、現在の池泉は3.5haに及んでいます。その水源地となるのが南庭の東南隅にある吹上げで、紫雲山を借景に南湖に架かる美しい橋の偃月橋(えん

栗林公園・根上り五葉松

香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園(りつりんこうえん)。栗林公園南庭、南湖のほとりにある「根上り五葉松」は、讃岐国高松藩9代藩主・松平頼恕(まつだいらよりひろ)が参勤交代で江戸参府の際、11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)に賜った

栗林公園・掬月亭

香川県高松市、高松藩の大名庭園をルーツにする大庭園が栗林公園(りつりんこうえん)。江戸時代初期の大名庭園の姿を今に伝える南庭にある掬月亭(きくげつてい)は、江戸初期の17世紀に建てられた数寄屋風書院造りの建物で、大茶屋とも呼ばれ、歴代の藩主

栗林公園・旧日暮亭

香川県高松市、国の特別名勝に指定される栗林公園(りつりんこうえん)。かつての大名庭園である南庭、西湖の近くに移築された、江戸時代初期の入母屋茅葺き屋根の大名茶室が旧日暮亭。江戸時代初期、吹上げの水流沿いに建てられたという「考槃亭」がルーツと

栗林公園・桶樋滝

香川県高松市、国の特別名勝である栗林公園(りつりんこうえん)に落ちる唯一の滝が桶樋滝(おけどいのたき)。大名庭園だった南庭、庭園の借景としても機能する紫雲山の赤壁に懸かる落差8mの滝で、もともと藩主が鑑賞するために築かれたものを平成9年5月

栗林公園・涵翠池

香川県高松市、国の特別名勝に指定される栗林公園(りつりんこうえん)で、大名庭園(栗林園)の面影を今に伝えるのが南庭。南庭最大の池、南湖の西にあるのが涵翠池(かんすいち)。翠(みどり)を涵(ひた)すというのが名の由来で、背景に緑滴る紫雲山を眺

栗林公園・見返り獅子

香川県高松市、国の特別名勝に指定される栗林公園(りつりんこうえん)。江戸時代の大名庭園だった南庭に配された奇岩が見返り獅子。獅子が後ろを振り向いている姿に似ていることが名の由来です。高松藩2代目藩主・松平頼常(まつだいらよりつね)の領民救済

 

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