栗林公園・桶樋滝

栗林公園・桶樋滝

香川県高松市、国の特別名勝である栗林公園(りつりんこうえん)に落ちる唯一の滝が桶樋滝(おけどいのたき)。大名庭園だった南庭、庭園の借景としても機能する紫雲山の赤壁に懸かる落差8mの滝で、もともと藩主が鑑賞するために築かれたものを平成9年5月に復元した人工の滝です。

香東川の浸食で生まれた崖に落ちる人工の滝

藩主が眺めた時代には、西湖(せいこ)の水を紫雲山中腹に置いた桶まで人力で汲み上げたことが、桶樋滝という名の由来。
つまり、桶の水が空になると滝もなくなるワケで、まさに藩主鑑賞の瞬間だけ落下した儚(はかな)い滝ということに。
現在では、西湖の水をポンプアップして流しています。

栗林公園・南庭部分は、香東川(こうとうがわ)の旧河道とその伏流水を利用した大名庭園。
かつて香東川が紫雲山を浸食して露出した讃岐岩質安山岩の崖が赤壁(せきへき=石壁)と呼ばれているのです。
よく見ると、讃岐岩質安山岩の柱状節理がわかります。
赤色なのは、溶岩の貫入を伴う高温酸化のため。

借景として利用される紫雲山は、讃岐岩質安山岩が貫入した火山岩頸(かざんがんけい=火山体の大部分が浸食された後に、火道を埋めていた溶岩や火砕岩が浸食から取り残されて塔状に突出した地形)。
池泉の飛石などにもこの讃岐岩質安山岩が使われています。

栗林公園・桶樋滝
栗林公園園内図
栗林公園・桶樋滝
名称 栗林公園・桶樋滝/りつりんこうえん・おけといたき
所在地 香川県高松市栗林町1-2-16
関連HP 栗林公園公式ホームページ
電車・バスで JR栗林公園北口駅から徒歩3分、または、ことでん栗林公園駅から徒歩10分
ドライブで 高松自動車道高松中央ICから約6km
駐車場 栗林公園東門駐車場(30台)・栗林公園北門前駐車場(32台)/有料
問い合わせ 香川県栗林公園観光事務所 TEL:087-833-7411/FAX:087-833-7420
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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