香川県高松市女木町、「鬼の島」としてPRされる女木島(めぎじま)の玄関港、女木港(めぎこう)の防潮堤にあるのが、カモメの駐車場。『瀬戸内国際芸術祭』の参加作品で、「地球と遊ぶ」をテーマに作品を制作する木村崇人(きむらたかひと)の景観を生かしたアートです。
女木島の防波堤と防潮堤に300羽のかもめが並ぶ!
『カモメの駐車場』は、三河湾に浮かぶ佐久島(愛知県西尾市)にもありますが、愛知万博地域連携プロジェクト事業「木村崇人展 続・佐久島で地球と遊ぶ『見えない力』」の作品を常設展示したもので、大浦海水浴場の石積み堤防に60羽のカモメが並んでいます(『木村崇人展ー佐久島で地球と遊ぶ』は平成15年、「続・佐久島で地球と遊ぶ『見えない力』」 は、平成15年開催)。
木村崇人は、名古屋市天白区出身で、「風の強い日に同じ方角を向いていたカモメの群れ」を見て、その光景を作品にしたもの。
女木港のコンクリート防波堤と防潮堤の上にある『カモメの駐車場』は、『瀬戸内国際芸術祭』の一環として300羽のカモメが並ぶもので、平成22年開催の『瀬戸内国際芸術祭 2010』でパーマネント作品として設置されたものです。
風見鶏シリーズは、「地球」や「自然」の力をエネルギーと捉え、目に見えない地球の力を現象として視覚化する装置を作品として制作されたものですが、漁師が大切にするのが風と潮ということで、女木港にはよくマッチしています。
風見どりシリーズは越後妻有など各地の展覧会でも設置されていますが、常設展示されているのは、佐久島と女木島だけです。
女木島の作品は、12月〜翌3月は強風のため撤去されるので注意が必要。
カモメの駐車場(女木島) | |
名称 | カモメの駐車場(女木島)/かもめのちゅうしゃじょう(めぎじま) |
所在地 | 香川県高松市女木港鬼ケ島防波堤 |
電車・バスで | JR高松駅から徒歩5分の高松港から雄雌島フェリーで20分、女木港下船 |
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