金持神社に参拝しよう！

鳥取県日野郡日野町金持にあるのが、金持神社（かもちじんじゃ）。金持（かもち）地区の鎮守で、隠岐を脱出した後醍醐天皇を警護した豪族・金持景藤（かもちかげふじ）ゆかりの地にもなっています。「金運御守」、「金運の福袋」なども授与されて、金運アップの神社として注目されています。

「黄金にも勝る」といわれた「たたら製鉄」で栄えた地

一帯は「黄金にも勝る」といわれた鉄の産地で、たたら（鑪）製鉄が各所で行なわれていました。
まさに宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」がイメージする世界がこの地にあったのです。
大正15年刊の『日野郡史』に「延喜式主計帳伯耆国貢輸中、鍬鉄あるは主として本郡産ならん」と記されているので、平安時代にはすでにたたら製鉄が行なわれていたと推測されています。
藩政時代には鳥取藩直営のお手山（官営の鉄工業）として栄えた歴史があります。
金持という名は、「黄金にも勝る」といわれた鉄の生産を意味する言葉で、金（かね）を持つが「かもち」に転訛したのだと推測できます。

全国で唯一の縁起の良い名前の神社として注目度も高い金持神社。
主祭神は天之常立神（あめのとこたちのかみ）で、天地の始まりにおいて出現した、別天神の第五の神という特別で、尊い神様です。
隠岐を脱出した後醍醐天皇を警護した豪族・金持景藤は、氏神である金持神社に必勝祈願し、神前の戸帳を御旗にしたと伝えられています。

社務所に電話予約で、財布を新調された人に、新しい財布の金運が良くなりようにという金運アップの祈願も可能です。
「参拝したらロトが当たった」などという開運話も数多く、グリーンシーズンには『因幡伯耆國 開運神社巡り』（福富神社、福積神社、豊榮神社、富益神社、金持神社、福成神社、福榮神社、福榮神社＝開運八神社）めぐりを楽しむ人も。
「開運トートバッグ」、「開運手ぬぐい」なども用意されています。

金持神社に参拝しよう！
所在地	鳥取県日野郡日野町金持1490
場所	金持神社／かもちじんじゃ
関連HP	金持神社公式ホームページ
電車・バスで	JR根雨駅からは町営バス、またはタクシー
ドライブで	米子自動車道江府ICから約13km
駐車場	あり／無料
問い合わせ	金持神社札所 TEL:0859-72-0481／FAX:0859-72-0481
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。