1月第2日曜早朝6:00〜、匝瑳市(そうさし)の三社神社で『金原の大篝』(かなばらのおおかがり)行なわれます。この大篝は、前日の午後、当番の人々の手によって、松薪や青竹などが円錐系に積み上げられます。当日、社殿で儀式の後、大篝(高さ6m、周囲15m)に火が入り、参拝の人も参集し、篝火を囲んで御神酒が振る舞われます。
青竹を円錐状に積み上げて火を灯す
三社神社は、匝瑳市金原地区の鎮守。
隣の小高地区では真冬の夜に水をかぶるという『裸参り』が行なわれており、小高地区の人からは「火にあたる祭りでうらやましい」との声もあるのだとか。
大篝火は、赤々と燃え上がり、時折青竹がポンポンと音を立てて勢いよくはじけ、悪疫を払う炎の神事です。
かつては大篝に火が入った後、拝殿の裏手でその年に七五三を迎える男児が射手を務めた「御的神事」が行なわれましたが、金原地区の少子高齢化を背景に、担う子どもたちの不足から休止状態になっています。
匝瑳市には、御歩射(おびしゃ)、獅子舞、筒粥(つつがゆ)などの伝統行事が残され、『稲生神社のひげなで三杯』(毎年1月15日)、『小高の裸参り』(成人の日の前夜)などの奇祭も伝承されています。
金原の大篝|匝瑳市 | |
開催日時 | 1月第2日曜早朝6:00〜 |
所在地 | 千葉県匝瑳市金原275 |
場所 | 三社神社 |
ドライブで | 東関東自動車道成田スマートICから約19km |
問い合わせ | 匝瑳市産業振興課 TEL:0479-73-0089 |
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