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ヨロン駅

ヨロン駅

鹿児島県大島郡与論町、与論港、与論空港近くの海岸部にあるのが、ヨロン駅。北側には美しいフバマ、そしてパラダイスビーチが広がっていますが、5mほどのレールが敷かれ、その上に車輪、さらには「ヨロン駅」という駅名標とゲートが配されています。

国鉄の周遊指定地10周年を記念して誕生したモニュメント

与論島には、過去にも軽便鉄道を含めて、線路が敷設された歴史はありません。
昭和44年、当時の国鉄が周遊指定地(一般周遊券を発券する際に指定した観光地)に与論島を加えていますが、国鉄の鉄道、航路の乗車船区間が100kmを超えること(のちに200kmを超えることに変更)、国鉄線または指定区間の航空会社を利用して周遊指定地を2か所以上旅行することで、運賃が1割引(国鉄線と連絡船はのちに2割引)になるという特典があったのです(平成25年3月に全廃)。

周遊指定地10周年を記念して、鉄道のない与論島に築かれたモニュメントが、ヨロン駅。
線路と車輪(電気機関車と推測できます)は、鹿児島鉄道管理局(現・JR九州鹿児島支社)から寄贈されたもの。

鹿児島から奄美大島を経て沖縄までは国道58号が海上を通っています(海上国道)。
与論島では、この国道58号(海上国道)を海上鉄道と考え、ヨロン駅を建設。
当時は記念きっぷも発売していました。

ちなみに与論島の島内には国道はなく、与論港に接岸するフェリーが海上国道の扱いです。
与論港(供利地区)とヨロン駅を結び、全長500mのビドウ遊歩道も整備されています。

ヨロン駅
名称 ヨロン駅/よろんえき
所在地 鹿児島県大島郡与論町立長
関連HP ヨロン島観光協会公式ホームページ
電車・バスで 与論空港から徒歩5分、与論港から徒歩6分
ドライブで 与論空港から約400m、与論港ターミナルから約500m
問い合わせ ヨロン島観光協会 TEL:0997-97-5151/FAX:0997-97-4610
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

与論港(供利地区)

鹿児島県大島郡与論町、鹿児島県の南端、与論島の玄関港が、島の西岸、供利(ともり)にある与論港(供利地区)。鹿児島県が管理する地方港湾で、マルエーフェリー、マリックスラインのフェリー(鹿児新港〜名瀬〜亀徳〜和泊〜与論〜本部〜那覇)が着岸します

与論空港

鹿児島県大島郡与論町、鹿児島県の南端、与論島の空の玄関が、島の西部、与論港(供利地区)近くにある与論空港。昭和51年に滑走路長1200mの鹿児島県営の空港として開港、JAL系の日本エアコミューター(鹿児島〜与論〜那覇、奄美大島〜与論)、琉球

百合ヶ浜

鹿児島県最南端の島、与論島(大島郡与論町)。サンゴ礁に囲まれた与論島の東岸、大金久海岸(白砂の美しい遠浅の海水浴場)の沖合い1.5kmにある百合ヶ浜は、春から夏にかけて、大潮の干潮の時間帯にのみ姿を見せる浜。そのため「天国に一番近い幻のビー

シーマンズビーチのタイムトンネル

鹿児島県大島郡与論町古里、奄美十景に指定されている百合ヶ浜を望む景勝地、大金久海岸(シーマンズビーチ)南端に建つ百合ヶ浜展望休憩所(ゆいのお丘)から海岸に下ったところにある海蝕洞が、シーマンズビーチのタイムトンネルと呼ばれ、近年、絶景スポッ

ビドウ遊歩道

鹿児島県大島郡与論町、与論島の玄関港、与論港(供利地区)とヨロン駅(オブジェ)を結ぶ遊歩道が、ビドウ遊歩道。海岸沿いの続く絶景の道で、全長は500mほど。とくに夕景の美しさで定評がありますが、晴れていれば伊平屋島(いへやじま)、伊是名島(い

コーラルウェイ

鹿児島県大島郡与論町、与論島の空の玄関、与論空港の西(海側)に並走する道が、コーラルウェイ。単なる未舗装道路ですが、砂利(バラスト)ではなく、サンゴ礁由来のコーラルサンドが敷き詰められた道。与論島が舞台となった映画『めがね』(平成19年公開

 

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