鹿児島県南九州市知覧町、島津藩政時代に113ヶ所築いた外城(とじょう)の一つ知覧の武家屋敷群のメインストリートが、知覧武家屋敷通り。知覧町知覧伝統的建造物群保存地区に選定される武家屋敷群が両側に並ぶ道で、日本の道100選にも選定されています。
石垣と生垣が見事に調和した武家屋敷のメインストリート
正式名は、南九州市道・城馬場線(しろばばせん)で全長は780m。
道の両側は手入れされた石垣とイヌマキの生垣で、電柱の移設や、排水施設の地下埋設、さらに名勝庭園の庭土と同じ色合いの特殊舗装が施されているため、実に絵になる景観になっています。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された理由にも「折れ曲がった本馬場通りに沿って連なる石垣と生垣からなる景観にも優れ」と記されています。
重厚な石垣に大刈りの植え込み、道に配された石敢當(いしがんとう=魔よけの石碑)は、山川とともに知覧湊が藩政時代に琉球貿易の拠点だったため、琉球や中国の影響を受けたと推測されています。
知覧武家屋敷通り | |
名称 | 知覧武家屋敷通り/ちらんぶけやしきどおり |
所在地 | 鹿児島県南九州市知覧町郡 |
関連HP | 南九州市公式ホームページ |
ドライブで | 指宿スカイライン知覧ICから約9km |
駐車場 | 南九州市営駐車場(20台/無料)、知覧武家屋敷駐車場(50台/無料) |
問い合わせ | 南九州市文化財課文化財係 TEL:0993-83-4433/FAX:0993-83-3055 |
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