横浜開港資料館

横浜開港資料館

神奈川県横浜市中区、横浜港大さん橋近くにあるミュージアムが、横浜開港資料館。旧館は、昭和6年築の旧英国総領事館で、嘉永7年2月10日(1854年3月8日)正午、ペリー提督が上陸し、日米和親条約を締結した地です。

旧館が建つのは日米和親条約締結の場所

横浜の開港と日本の開国をめぐる、25万点もの膨大な国内外の資料を収蔵、展示する博物館。
開港まもない横浜を描いた錦絵、地図、写真などを多数収蔵展示しています。

江戸から大正、昭和の横浜の歴史に関わる人物や出来事に焦点をあてた年4回の企画展も開催。

旧館の建物は昭和6年、英国工務省によって建てられたかつての英国総領事館。
中庭にある「玉楠の木」は江戸時代からこの地に生えていたという歴史ある古木です。
アメリカ艦隊の随行画家であったヴィルヘルム・ハイネ(ドイツ・ドレスデン生まれの画家)の『ペリー横浜上陸図』にも、その玉楠は応接場とともに描き込まれ、往時を偲ばせています。

大正5年発行の絵葉書『横浜名所絵』にも「開港の当時ペルリ提督初めて上陸せしハ此玉楠の下なり、今は英国領事館構内にあり、横浜市の記念名木として市の保存に係る、数百年を経たる大樹なり」と記載。
幕末の慶応2年(1866年)に起きた関内地区の大火や、大正12年の関東大震災の被害を受けながらも葉を茂らせた大木となり、歴史の証人ともいわれているのです。

横浜開港資料館
名称 横浜開港資料館/よこはまかいこうしりょうかん
所在地 神奈川県横浜市中区日本大通3
関連HP 横浜開港資料館公式ホームページ
電車・バスで JR・横浜市営地下鉄関内駅から徒歩15分
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 横浜開港資料館 TEL:045-201-2100/FAX:045-201-2102
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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