サイトアイコン ニッポン旅マガジン

金時山

金時山

神奈川県(箱根町・南足柄市)、静岡県(小山町)の県境、箱根外輪山上にそびえる標高1212.4mのピークが金時山(きんときやま)。箱根外輪山に位置していますが、実は箱根火山の寄生火山。玄武岩や安山岩から成る成層火山で、外輪山に連なる山並みでは最高峰。火山の噴火口はカルデラ壁となって失われています。

山頂にある2軒の茶屋も人気

金時山の登山コースは乙女峠からの外輪山縦走ルート、仙石原・公時神社ルート、矢倉沢峠からの縦走ルート、北側の足柄峠、夕日の滝からのルートなどいろりろありますが、コース的には乙女峠ルートが比較的に登りやすいコースです。
乙女峠から金時山へは1時間10分ほど(乙女口バス停〜乙女峠は40分)。

車利用の場合にはバス停金時神社入口に駐車場があり、公時神社からのルートもおすすめです(金時山山頂まで1時間20分)。
足柄峠からはマイカーが林道を標高847m地点まで入るので(30台ほどの駐車スペースあり)、金時山山頂までは徒歩1時間30分(台風などで通行不可の場合があり事前に確認が必要)。
夕日の滝からは少しロングコースで2時間10分ほど必要です。

足柄峠からの登山道は、登山道入口~乙女峠はヒノキなどの茂る林道を歩き、乙女峠から長尾山へは尾根の道を、さらにブナやヒメシャラの原生林を歩き、最後に2ヶ所の鎖の手すりをクリアすれば、金時山山頂に到達。
山頂には金時娘の「元祖 金時茶屋」、「金太郎茶屋」の2軒の茶屋と猪鼻神社があり、「元祖 金時茶屋」ではなめこ汁、自家製の氷金時、おしるこ、「金太郎茶屋」ではマサカリーうどんが人気です。

ちなみに、金時山には坂田公時伝説(金太郎伝説)が伝わりますが、あくまで伝承で、歴史的な裏付けはありません。

金時山
名称 金時山/きんときやま
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
関連HP 環境省箱根ビジターセンター公式ホームページ
電車・バスで JR御殿場駅から箱根登山バス桃源台方面行きで28分、金時神社入口下車
ドライブで 東名高速道路足柄スマートICから約11kmで金時山登山口
駐車場 金時山登山口駐車場(30台/無料)
問い合わせ 環境省箱根ビジターセンター TEL:0460-84-9981/FAX:0460-84-5721
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

乙女峠

神奈川県(箱根町)と静岡県(御殿場市)の県境に連なる箱根外輪山。秀麗・金時山へのハイキングコース途中にあるのが乙女峠。御殿場と箱根・仙石原を結ぶ国道138号は峠直下を乙女トンネルで抜けていますが、旧道も標高1005mの乙女峠を越えています。

足柄峠

箱根カルデラの外周に連なる箱根外輪山のうち、金時山の北側に位置する峠が足柄峠(あしがらとうげ)。古代の東海道、足柄路(矢倉沢往還)で、ここの坂から東が古代の坂東(ばんどう)となります。現在は神奈川県(南足柄市)と静岡県(小山町)の県境で、神

夕日の滝

神奈川県南足柄市矢倉沢を流れる内川上流(標高510m)に懸かる落差23mの滝が夕日の滝。箱根外輪山、金時山の北麓、地蔵堂近くにあり、金太郎(坂田公時/さかたきんとき)が産湯を使った滝と伝えられています。夏は滝近くにキャンプ場が開設され、キャ

金時山でダイヤモンド富士

閏年(うるうどし)など多少の変動はありますが、例年5月10日〜11日頃、そして8月1日〜2日頃、箱根外輪山の金時山(神奈川県箱根町・南足柄市、静岡県小山町)で、富士山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士を見ることができます。ただしダイヤモンド富士

公時神社(金時神社)

神奈川県箱根町、仙石原に鎮座する説話で知られる金太郎を祭神とする神社が公時神社(金時神社)。平安時代の武士で「源頼光の四天王」のひとりとも伝わる坂田公時(さかたのきんとき=坂田金時)の幼名が金太郎。生地は南足柄市地蔵堂とも小山町竹之下ともい

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了