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九頭龍神社・本宮

九頭龍神社・本宮

神奈川県箱根町、芦ノ湖の湖岸、箱根九頭龍の森(旧・箱根樹木園)に鎮座する芦ノ湖の守護神が九頭龍神社。箱根神社の境内に新宮があるように、天平宝字元年(757年)、箱根山を開山した万巻が、地元の人々を悩ませていた万字ヶ池(芦ノ湖)の九頭龍を鎮め、社を祀ったのが始まりとされています。

箱根山開山、万巻上人ゆかりの古社

箱根神社(神仏分離、廃仏毀釈以前は箱根三所権現)の社伝では、万巻(萬巻)上人が芦ノ湖(当時の呼称は万字ヶ池)の湖中に石臺(せきだい)を築いて祈祷を行なったところ、毒龍は龍神となったと伝えられています。 
「西汀に驛路有り。毒龍は波を凌ぎ、雲を拏(とら)ふ。人民は多く損害免れず。萬巻は彼の深潭(しんたん)に臨んで石臺を築きて祷らせしむ。爾に毒龍は形を改め、寳珠并に錫杖(しゃくじょう)水瓶を捧げて乞ひて受降を要す。」(『箱根山縁起并序』)
神仏分離以前は、九頭龍権現として祀られ、神仏分離で九頭龍神社となりました。

現在は、金運守護、商売繁盛、縁結びの神様として尊崇され、毎月13日の九頭龍神社・本宮『月次祭』には多くの参拝者を集めています(『九頭龍神社例大祭』は6月13日)。

『月次祭』の参拝受付は、芦ノ湖遊覧船の元箱根案内所で実施され(祈祷も受付)、「九頭龍神社参拝船」の乗船券を購入し、臨時に運航される遊覧船(双胴船)に乗船して九頭龍の森桟橋で下船(参道を徒歩5分で九頭龍神社・本宮)。
参拝船は通常、往路1便、復路2便です。
出航時間、受付時間などの詳細は、箱根神社HP箱根遊船HPで確認を。

『月次祭』以外の日の祈祷などは、箱根神社境内の九頭龍神社・新宮で受け付けています。

なお、箱根神社では箱根神社と九頭龍神社(本宮または新宮)の2社参拝を「両社参り」、駒ヶ岳山頂に鎮座する箱根元宮(はこねもとみや=箱根神社の奥宮)を加えた3社参拝を「三社参り」としています。

九頭龍神社・本宮
名称 九頭龍神社・本宮/くずりゅうじんじゃ・ほんぐう
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根88
関連HP 箱根神社公式ホームページ
電車・バスで 芦ノ湖遊覧船の九頭龍神社参拝船を利用。または、湖尻・箱根園から徒歩25分
ドライブで 小田原厚木道路箱根口ICから約16kmで箱根園
駐車場 箱根園駐車場(300台/有料)を利用
問い合わせ 箱根神社 TEL:0460-83-7123/FAX:0460-83-6669
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

芦ノ湖遊覧船(富士急行)

神奈川県箱根町、芦ノ湖の東部を湖上遊覧する「周遊コース」、箱根関所跡港、元箱根港、箱根園港、湖尻港の湖岸の4つの港を周回する「定期航路」を用意(湖尻港へは休航中)。就航するのは双胴船なので、船体2隻分の広さと安定性が自慢で、展望甲板からは、

箱根元宮

神奈川県箱根町、箱根カルデラの中央火口丘・駒ヶ岳(1356m)。その山頂に鎮座するのが箱根元宮。箱根元宮とは、駒ヶ岳山麓、芦ノ湖畔にある箱根神社の元宮ということ。社殿前の馬降石(ばこうせき)、馬乗石は、神が降臨した地といわれ、箱根町の駒ヶ岳

箱根神社・平和の鳥居(湖中鳥居)

神奈川県足柄下郡箱根町、箱根神社社前、芦ノ湖・元箱根湾の湖中に立つのが、箱根神社・平和の鳥居(湖中鳥居)。撮影ポイントとしても人気の鳥居ですが、建立されたのは、昭和27年のこと。湖に向かって「平和」と記された扁額が掛かっているので、平和の鳥

芦ノ湖

神奈川県足柄下郡箱根町、箱根火山のカルデラ湖が、芦ノ湖(あしのこ)。かつて「箱根の海」とも呼ばれていた芦ノ湖は、今から数千年前の火山活動でできた三重式火山の火口原湖。標高723m、面積7.1km、最大深度43.5mの湖で、ニジマス、ワカサギ

 

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