旧華頂宮邸

旧華頂宮邸

神奈川県鎌倉市、報国寺近くの巡礼古道(坂東三十三観音の巡礼者が歩いた道)沿いにあるのが旧華頂宮邸(きゅうかちょうのみやてい)。昭和4年春、華頂博信侯爵(かちょうひろのぶこうしゃく)の邸宅として建てられたもので、国の登録有形文化財。平成8年5月に鎌倉市が取得し、庭園は一般公開されています。

鎌倉三大洋館に数えられる美しい洋館

華頂博信侯爵は、伏見宮家の出身の侯爵。
24歳のときに建てたのが華頂博信侯爵邸で、2年後の昭和6年に完成。
木造3階建て、洋小屋組(ハーフティンバースタイル)の趣ある洋風建築で(設計は宮内省)、前庭としてフランス式庭園が築かれています(内部は春秋に限定公開)。
神奈川県の戦前の洋風住宅建築としては旧加賀前田家別邸(現・鎌倉文学館)に次ぐ大規模なもので、旧華頂宮邸、旧加賀前田家別邸(現・鎌倉文学館/昭和11年築、旧荘清次郎別荘(現・古我邸/大正5年築)が鎌倉三大洋館に数えられています。

旧華頂宮邸周辺には駐車場がないため、公共交通機関または徒歩(鎌倉駅から徒歩35分)でアプローチを。

フジテレビ系『木曜劇場』『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐(ふくしゅう)-』(平成30年放送)、テレビ東京系『執事 西園寺の名推理』(平成30年にシーズン1放送)、フジテレビ系『黄昏流星群』(平成30年放送)などのロケ地になっています。

旧華頂宮邸
名称 旧華頂宮邸/きゅうかちょうのみやてい
所在地 神奈川県鎌倉市浄明寺2-6-37
関連HP 鎌倉市公式ホームページ
電車・バスで JR鎌倉駅から京急バス鎌倉霊園正門前太刀洗行きで10分、浄明寺下車、徒歩4分
駐車場 なし
問い合わせ 鎌倉市都市景観課 TEL:0467-61-3477
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
鎌倉文学館

鎌倉文学館

神奈川県鎌倉市長谷、鎌倉大仏(高徳院)近くの鎌倉の海が一望できる高台に昭和60年10月31日に開館したのが鎌倉文学館。昭和11年築の大きな洋館は、加賀百万石の藩主だった旧前田侯爵家の鎌倉別邸だったもので、国の登録有形文化財。チーク材を贅沢に

 

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