高知県土佐市、宇佐漁港と横浪半島を結ぶ全長645mの橋が、宇佐大橋。昭和48年に宇佐大橋が架橋されるまでは福島~井尻間の渡船(宇佐の渡し・龍の渡し)を利用していました。橋のたもとには「渡し場の跡」碑も立っています。橋の完成で横浪黒潮ラインで横浪半島が直結したのです。
四国八十八ヶ所霊場唯一の海路だった地に架る橋
宇佐大橋の完成で、昭和48年12月に横浪有料道路が開通。
平成10年12月10日に無料開放され、横浪黒潮ライン・高知県道47号(横浪公園線)として、快適なドライブを楽しむことができます(風光明媚な浦ノ内湾の一周も)。
宇佐大橋の架る場所は、横浪半島にある四国八十八ヶ所霊場第36番・青龍寺に至る遍路道でもあったため、渡し船は「お許しの舟」ともいわれ、空海が青龍寺を開いた時に同行した井ノ尻8人衆と渡し守が空海の命でこの地に留まり、子孫が代々にわたって運航していたと伝えられています。
四国八十八ヶ所霊場唯一の海路だった場所です。
横浪半島側(浦ノ内湾入口)にある井尻湊は、中世には細川氏の重臣・大平氏の拠点、蓮池の外港として機能し、江戸時代には大坂・堺方面との交易拠点として栄えていました。
宇佐大橋のたもとには宇佐井尻公園が整備されています。
宇佐大橋 | |
名称 | 宇佐大橋/うさおおはし |
所在地 | 高知県土佐市宇佐町宇佐〜井尻 |
ドライブで | 高知自動車道土佐ICから約9km |
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