高知県安芸市、岩崎弥太郎生家近くに立つのが、岩崎弥太郎像。昭和60年、岩崎弥太郎生誕150年を記念して有志が上江ノ川公園に建立し、その後、生家前に移設されたもの。像の高さは3.3m、台座の高さ1.1mという立派な像で、和服姿で海に向かって立っている弥太郎をイメージしています。
生家前に立つ、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の像
三菱発展の礎(三菱財閥の創業者)、岩崎弥太郎は、天保5年12月11日(1835年1月9日)、土佐国安芸郡井ノ口村(現・安芸市井ノ口)に生誕。
三菱の創業者をして知られ、明治維新後のイメージが強いのですが、実は海援隊の会計を担当していた経緯があり、坂本龍馬、長崎とも深い関係があります。
坂本龍馬とは後藤象二郎の叔父・吉田東洋(よしだとうよう)の私塾で出会い、交流もあったため、平成22年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』では、岩崎弥太郎の視点で龍馬が描かれています。
長崎での龍馬との交流は短い期間でしたが、岩崎弥太郎が海運業に着目する原点が生まれています。
岩崎弥太郎像の制作は、お龍君枝姉妹像(安芸郡芸西村)、維新の門群像(高岡郡梼原町)、萬次郎と仲間達の群像(土佐清水市)、長宗我部元親(高知市)、吉村虎太郎像(高岡郡津野町)など、銅像を数多く作り上げた銅像作家・濱田浩造。
岩崎弥太郎の像は、グラバー商会の倒産などで苦しい経営となった高島炭鉱を買い取り、炭鉱の島としての発展に大きく貢献したこともあり、長崎県の長崎市高島石炭資料館近くにも立っています。
岩崎弥太郎像は、高知県内に16ヶ所ある「土佐偉人銅像」のひとつに数えられています。
岩崎弥太郎像 | |
名称 | 岩崎弥太郎像/いわさきやたろうぞう |
所在地 | 高知県安芸市井ノ口甲一ノ宮 |
関連HP | 安芸市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線安芸駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 高知自動車道南国ICから約35km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 安芸観光情報センター TEL:0887-34-8344 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag