塩谷古墳群(塩谷古墳公園)

塩谷古墳群

京都府船井郡京丹波町、京都縦貫自動車道・京丹波PA、道の駅「京丹波 味夢の里」のすぐ北側にあるのが、塩谷古墳群(しおたにこふんぐん)。12基の古墳(円墳)から成り立つ古墳群で、一帯は塩谷古墳公園として整備され(11基の円墳が保存)、道の駅「京丹波 味夢の里」立ち寄りの際に見学ができます。

11基の円墳を保存し古墳公園として整備

塩谷古墳群

昭和64年に京都府教育委員会と京都府埋蔵文化財調査研究センターが発掘調査を行ない、12基の円墳を確認。
円墳の規模は、直径8m〜15.5mで、墳頂部に長方形の穴を掘り下げ、穴の内部に木棺を直接置く方法で死者を埋葬したことが判明しています。
出土した土器や鉄製品などの副葬品、そして墳丘の重なり具合から、古墳時代中期後葉〜古墳時代後期に、5号墳→4号墳・8号墳→3号墳・7号墳→2号墳・11号墳の順に築かれたことも明らかに。
とくに5号墳は塩谷古墳群の中で最古、最大で、しかも丘陵の中でも最も高いところに位置することから、古墳群を築造するきっかけになっ有力な首長であることが推測できます。

平成元年8月には、5号古墳から、全国でも当時の巫女の姿を伝える貴重な人物埴輪(巫女型埴輪/京都府の文化財に指定)2体が発堀され、一躍脚光を浴びています。
平成27年に道の駅「京丹波 味夢の里」がオープンし、道の駅の寄り道がてら見学ができるようになりました。

塩谷古墳公園の東、京都府道444号(桧山須知線)には幕末の慶応2年(1866年)、この地に重さ17.1kgの隕石が落ちたことを記した「曽根隕石記念碑」も立っています(現在隕石は国立科学博物館に寄託・展示、レプリカを京都府立丹波自然運動公園「丹波天文館」に展示)。

塩谷古墳群(塩谷古墳公園)
名称 塩谷古墳群(塩谷古墳公園)/しおたにこふんぐん(しおたにこふんこうえん)
所在地 京都府船井郡京丹波町曽根
関連HP 今日丹波町公式ホームページ
ドライブで 京都縦貫自動車道丹波ICから約2km、または、京丹波PAを利用
駐車場 30台/無料
問い合わせ 京丹波町教育委員会 TEL:0771-84-0028
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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