下鴨神社雑太社・ラグビー第一蹴の地

下鴨神社雑太社・ラグビー第一蹴の地

京都市左京区にある賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。下鴨神社と通称される境内、糺の森馬場横にある末社が雑太社(さわたしゃ=沢田社)。祭神・神魂命(かんたまのみこと)は球技上達の神徳があり、また社前の馬場がラグビー第一蹴の地ということで、記念碑が立ってます。

雑太社に祀られる「ラグビーの神様」・神魂命

下鴨神社雑太社・ラグビー第一蹴の地
ラグビー神社とも称される雑太社

明治43年9月10日、下鴨神社(賀茂御祖神社)境内、糺の森馬場で、慶応義塾(明治32年創部の慶應義塾體育會蹴球部)と旧制第三高等学校(京都大学)の間で、関西では初となるラグビーの練習が行なわれました(第三高等学校嶽水会蹴球部を創設、京都大学ラグビー部は大正11年創部)。
そのことを記念し、京都大学ラグビー部のOBたちによって昭和44年に建立されたのが、ラグビー第一蹴の地碑です。

平成29年5月10日、日本で開催される『ラグビーワールドカップ2019』の組み合わせ抽選会が京都で行なわれた際には、世界各国の代表が「第一蹴の地」を視察し、今では「ラグビーの神様」と称されるようになっています。
また、令和5年9月10日には「ラグビーワールドカップ2023 日本代表必勝祈願祭」が斎行されています。

雑太社も社殿が荒廃したことから神魂命は摂社・三井神社に合祀されていましたが、平成29年、第34回式年遷宮事業の一環として再興されています。

日本におけるラグビーは、幕末に横浜に駐屯していたイギリス兵らが慶応2年(1866年)に設立した「横浜フットボールクラブ」がルーツです(この歴史は、イギリスの世界ラグビー博物館にも認定され、横浜市中区の山下町公園に「ラグビー発祥地 横浜」記念碑が立っています)。

下鴨神社雑太社・ラグビー第一蹴の地
名称 下鴨神社雑太社・ラグビー第一蹴の地/しもがもじんじゃさわたしゃ・らぐびーだいいっしゅうのち
所在地 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
関連HP 下鴨神社公式ホームページ
電車・バスで 京阪本線出町柳駅から徒歩5分、JR京都駅から市バスで28分、下鴨神社前下車
ドライブで 名神高速道路京都東ICから約12km
駐車場 300台/有料
問い合わせ 下鴨神社(賀茂御祖神社) TEL:075-781-0010/FAX:075-781-4722
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

下鴨神社(賀茂御祖神社)

上賀茂神社(賀茂別雷神社)、八坂神社や伏見稲荷大社に並ぶ京都最古の神社で、上賀茂神社とともに山城国一之宮。平安時代以前からの原始林がそのまま残る「糺の森」(ただすのもり)に鎮座しています。正式名は賀茂御祖神社 (かもみおやじんじゃ)で、鴨川

 

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