クマの生息しない千葉県で、キョンが異常に大繁殖!

キョンは、環境省指定の特定外来生物。年配の人は、山上たつひこ原作の漫画『がきデカ』の主人公・こまわり君の名セリフ「八丈島のキョンっ」を思い浮かべる人も多いでしょう。本来野生のキョンは日本国内にはいないはずですが、千葉県では7万頭以上に大繁殖し、農業被害を生んでいます。

「行川アイランド」から脱走したキョンが大繁殖!?

千葉県によれば、「本来は中国南部や台湾に生息し、千葉県には生息していませんでしたが、1960~1980年代に、野外に定着したと考えられています」とのこと。
かつて千葉県勝浦市にあったフラミンゴショーで有名だったレジャー施設「行川アイランド」(なめがわあいらんど/2001年8月閉園)から脱走したキョンが繁殖したとも推測されています。
実は、千葉県内で唯一キョンを飼育していた施設で、ここからの脱走がルーツというのが有力な説ということに。

房総半島の南部、17市町で繁殖が確認されていますが、早ければ生後半年程度で妊娠し、1頭のメスが1頭の子を産むこと、温暖な千葉が生育環境に適していないことから、大増殖。
千葉県全体の生息数は推定中央値で平成18年に9000頭だったものが、令和元年に4万4000頭、現在では7万頭を数えるまでに増えているのです。

なかでもとくに生息数が多いのが、行川アイランドのあった鴨川市、そして君津市、勝浦市、いすみ市、大多喜町などの周辺エリア、房総半島の南東部です。
年々、北上していることが判明、現在では君津市が最も多い生息数となっています(鴨川市は2位)。

沖縄を除いて唯一クマのいない県といわれる千葉県ですが、外来生物のキョンの大繁殖に悩まされています。
千葉県では令和8年3月31日まで、第2次千葉県キョン防除実施計画で、が令和元年度には5000頭を捕獲しています(外来生物法に基づく捕獲とともに、鳥獣保護管理法に基づく許可捕獲の制度も活用して捕獲を実施)。
房総半島の中央部に分布拡大防止ラインを設定、北上を阻止する計画です。

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クマの生息しない千葉県で、キョンが異常に大繁殖!
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