隅田川六大橋とは!?

隅田川六大橋

大正12年9月1日に発生した関東大震災後の帝都復興事業で帝都復興院(大正13年2月25日以降は内務省復興局)が隅田川に建設した相生橋、永代橋、清洲橋、蔵前橋、駒形橋、言問橋の6橋は景観にも配慮され、デザイン的にも優れた橋で、隅田川六大橋と称されています。

デザインがすべて異なる隅田川六大橋は、隅田川の華!

隅田川六大橋

近世的な城下町の名残りを残した東京から近代国家の首都へとモデルチェンジを図ることを目的に、頑丈な永久橋が架橋されています。

しかも帝都復興事業における橋梁設計の特徴は、多様な橋梁形式が用いられたところにあり、隅田川六大橋(相生橋、永代橋、清洲橋、蔵前橋、駒形橋、言問橋)にも、すべて異なる形式の橋が採用されています。

帝都復興院(内務省復興局)は115の橋を架けましたが、隅田川六大橋に使われた予算は全体の約3分の1。そのうち約半分が永代橋と清洲橋に用いられています。

相生橋/平成10年に新橋に架け替え

所在地:東京都江東区越中島〜中央区佃
形式:鉄鋼ゲルバー橋(鉄鋼量1278t/1平方あたり0.3t)
総工費:134万1753円(1平方あたり318円)
設計:内務省復興局(帝都復興院)橋梁課・三宅政治

相生橋

相生橋

東京都中央区・佃島(つくだじま/西岸)と江東区・越中島(東岸)の間を流れる隅田川(旧称・大川)の派川(春海運河)に架る橋が、相生橋(あいおいばし)。橋の中ほどには中の島があり江東区立中の島公園が整備されています。現在の橋は、平成10年12月

永代橋

所在地:東京都中央区新川〜江東区佐賀
形式:鋼ゲルバー式タイド・アーチ橋(鉄鋼量3932t/1平方あたり0.965t)
総工費:284万1921円(1平方あたり698円)
橋長:184.7m
幅員:25.0m
設計:田中豊原案、内務省復興局(帝都復興院)橋梁課・竹中喜忠設計
着工:大正12年12月
完成:大正15年12月20日
橋桁製作:神戸川崎造船所
施工:太丸組・間組
意匠:ドイツのライン川に架かっていたルーデンドルフ橋(Ludendorffbrücke)をモデルに、「帝都の門」にふさわしい男性的なデザインの橋
文化財:国の重要文化財、土木学会選奨土木遺産

永代橋

清洲橋とともに隅田川を代表する美橋として有名な永代橋は、関東大震災後の帝都復興事業として、大正15年に竣工。全長185mのタイド・アーチ橋で、ドイツのライン川に架かっていたルーデンドルフ橋(Ludendorffbrücke)をモデルに、隅田

清洲橋

所在地:東京都江東区清澄1〜中央区日本橋中洲1
形式:自碇式鋼鉄製吊橋(鉄鋼量4460t/1平方あたり1.09t)
総工費:300万9038円(1平方あたり732円)
橋長:186.3m
幅員:22.0m
設計:内務省復興局(帝都復興院)橋梁課・鈴木精一
着工:大正14年3月
完成:昭和3年3月15日
橋桁製作:神戸川崎造船所
施工:東京市復興局
意匠:「帝都東京の門」と呼称された永代橋と対になるような設計で、「震災復興の華」とも呼ばれた優美なデザインの橋(「清洲橋が曲線の美しさ」川端康成)
ケルンにあった世界最美の橋といわれた吊橋(ヒンデンブルク橋)のほぼ忠実なコピーで、日本国内の長大な吊橋の先駆け的な存在
文化財:国の重要文化財、土木学会選奨土木遺産

清洲橋

清洲橋(きよすばし)は、関東大震災の復興事業で造られた全長186.2mの自碇式吊橋(じていしきつりばし)で、昭和3年に完成。永代橋(えいだいばし)とともに、隅田川を代表する美橋として知られ、河口に位置する永代橋が男性的で雄大なデザインである

蔵前橋

所在地:東京都台東区蔵前1・2〜墨田区横網2
形式:鋼アーチ橋(鉄鋼量2142t/1平方あたり0.56t)
総工費:171万8723円(1平方あたり451円)
橋長:173.2m
幅員:22.0
設計:内務省復興局(帝都復興院)橋梁課・井浦亥三
着工:大正13年9月
完成:昭和2年11月26日
橋桁製作:石川島造船所
施工:東京市復興局
意匠:当時としては思い切ったアーチ橋造りで、幕府の御米蔵をイメージして黄色に塗装
文化財:東京都選定歴史的建造物

蔵前橋

蔵前橋

東京台東区蔵前1丁目(西岸)と墨田区横網1丁目(東岸)の間を流れる隅田川(旧称・大川)に架る橋が蔵前橋(くらまえばし)。関東大震災後、帝都復興で国が架橋した6橋のひとつで、大正13年9月に着工、昭和2年11月26日竣工の橋。復興局が蔵前橋通

駒形橋

所在地:東京都台東区雷門2〜墨田区東駒形1
形式:鋼アーチ橋(鉄鋼量2061t/1平方あたり0.63t)
総工費:171万9554円(1平方あたり522円)
橋長:149.6m
幅員:22.0m
設計:東京市復興局橋梁課・岩切良助
着工:大正13年7月
完成:昭和2年6月25日
橋桁製作:汽車製造
施工:東京市復興局
意匠:橋の中央部と左右の床板の下側にアーチのある橋で、バルコニーや橋灯・高欄などのデザインはヴィクトリア調
文化財:東京都選定歴史的建造物

駒形橋

吉原通いの遊び人が使う代表的な渡しだったのが隅田川にあった「駒形の渡し」。黄昏(たそがれ)時に、舟を降りた粋人が、土産の紅などを購入して吉原へ向かいました。そんな「駒形の渡し」ですが、関東大震災後の復興計画で、昭和2年6月25日に駒形橋が架

言問橋

所在地:東京都墨田区向島1〜台東区浅草7・花川戸2
形式:鋼ゲルバー桁橋(鉄鋼量2718t/1平方あたり0.77t)
総工費:183万713円(1平方あたり520円)
橋長:238.7m
幅員:22.0m
設計:東京市復興局橋梁課・岩切良助
着工:大正14年5月11日
完成:昭和3年2月10日
橋桁製作:横河橋梁製作所
施工:東京市復興局
意匠:直線的で力強いデザインで(「言問橋は直線の美しさ」川端康成)、橋上内外の眺望と景観を考慮して設計
文化財:東京都選定歴史的建造物

言問橋

言問橋

東京都台東区(西岸)と墨田区(東岸)の間を流れる隅田川(旧称・大川)に架る橋が、言問橋(ことといばし)。関東大震災後、帝都復興で内務省復興局(帝都復興院)が担当した6橋(隅田川六大橋)のひとつで、震災以前は「竹屋の渡し」(向島の渡し、待乳の

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掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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