最大面積の都道府県は北海道、では2位は!? 面積の広い都道府県TOP10

最大面積の都道府県・北海道は、最小の香川県のなんと45倍もの広さがあります、国土の22%を占めています。2位は岩手県でTOP10には東北5県がランクインするなど、北日本の都道府県のほうが面積が大きい傾向にあります。10位にランクインする鹿児島県がTOP10では唯一の南国です。

メルカトル図法で北海道は大きく描かれ、さらに巨大に!

海岸線と市区町村等の境界(行政界)で囲まれた地域を対象に面積を測定した国土地理院の「令和6年全国都道府県市区町村別面積調」によれば、日本最大の自治体は、北海道で8万3422.23平方キロ。
国土面積の22.07%を占めています。

地球は球体で、通常の平面地図はメルカトル図法で北海道は実際のサイズよりも大きく表示されていますが(九州に比べると北海道は1.5倍ほど大きく描かれています)、それでも東北6県の合計(国土面積の17.72%)よりも大きく東北6県に新潟県を足しても(21.05%)少し足りないほどの大きさです。

北海道をドライブする際などに、大きさを比較する際には東北全体に新潟県を足した大きさはあることを頭に入れておくといいかもしれません。
北海道、とくに道東や道北の旅館、ホテルのスタッフからは、「夕食時間になってもお客様が到着しない」という話をよく耳にしますが、網走〜稚内などの移動に、距離感がつかめないため、「想像以上に遠くて、想定した時間に到着できなかった」、「昼食後にカーナビに宿を入れたら、8時間かかると表示された」などという失敗談が生まれるのです。

北海道は広大すぎるため、「北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例」に基づき、宗谷、オホーツク、根室、釧路、上川、留萌、空知、十勝、日高、石狩、胆振(いぶり)、後志(しりべし)、檜山、渡島(おしま)の14の支庁(振興局)に分けています。

北海道は、千島列島(千島国)を含め、11国86郡があり、現在の支庁(振興局)も根室国(根室振興局)、北見国(オホーツク振興局)など、旧国に則ったもの。
つまりは、本州、四国、九州の旧国→県と同じ関係です。

東北各県や新潟県の面積が大きいのは、江戸時代までの旧国の面積が大きかったことで、奈良時代頃まで蝦夷(えみし=朝廷に服従しなかった人たち)が支配し、律令制度の導入が遅かったことに関係があるとも推測できます。
岐阜県、鹿児島県がTOP10入りしているのは、岐阜県は、飛騨国、美濃国、鹿児島県は薩摩国、大隅国の2国分あるからです。
新潟県も越中国ですが、もともとは高志国(越国)で、越前(福井県、石川県)、越中(富山県)、越後(新潟県)に分割されても越後(新潟県)は大きな面積を有しています。

面積の狭い都道府県TOP10

順位都道府県名面積(平方キロ)国土に占める割合
1位北海道8万3422.2322.07%
2位岩手県1万5275.044.04%
3位福島県1万3784.393.65%
4位長野県1万3561.56 (境界未確定地あり)3.59%
5位新潟県1万2583.88 (境界未確定地あり)3.33%
6位秋田県1万1637.523.08%
7位岐阜県1万621.29 (境界未確定地あり)2.81%
8位青森県9645.102.55%
9位山形県9323.15(境界未確定地あり)2.47%
10位鹿児島県9186.20(境界未確定地あり)2.43%
面積は国土地理院の「令和6年全国都道府県市区町村別面積調」による
最大面積の都道府県は北海道、では2位は!? 面積の広い都道府県TOP10
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

最小の都道府県は国土面積の0.5%! 面積の狭い都道府県TOP10

日本一面積の小さい都道府県は沖縄県だろうと想像する人も多いかと思いますが、実は沖縄県は4番目。日本一面積が小さいのは、「うどん県」の愛称で知られる香川県で、大阪府、東京都が続きます。最小の香川県と、最大の北海道の差は、なんと45倍。想像以上

面積が大きな市町村

面積が大きな市町村 TOP10

国土地理院の「令和6年全国都道府県市区町村別面積調」によれば、日本最大の市町村は高山市で、以下、浜松市、日光市と続きます。町は北海道足寄町(あしょろちょう)が最大面積で、村は択捉島(えとろふとう)の留別村を除けば奈良県十津川村で全国118位

面積が小さな市町

面積が小さな市町村 TOP10

国土地理院の「令和6年全国都道府県市区町村別面積調」によれば、日本最小面積の自治体(市町村)は、富山県の舟橋村。沖縄県・渡名喜村(となきそん)、大阪府の忠岡町がTOP3で、市としては埼玉県の蕨市が9位にランクイン。2位の沖縄県渡名喜村、4位

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ