能勢電鉄が製造から63年の車両にヘッドマーク「古参」を掲出

能勢電鉄1700系1757編成

川西能勢口駅(兵庫県川西市)〜妙見口駅(大阪府豊能郡豊能町)を結ぶ能勢電鉄妙見線、途中の山下駅(川西市)で分かれ、日生中央駅(兵庫県川辺郡猪名川町)を結ぶ能勢電鉄日生線。1962年製造の1700系1757編成に特製ヘッドマーク「古参」を掲出して、2025年11月8日(土)~ 2026年1月末頃まで運転します。

「古き良き阪急スタイルを受け継ぐ車両」

能勢電鉄1700系1757編成

1700系は、高度経済成長を背景に、阪急2000系として開発された高性能車両。
1960年から神戸線・宝塚線(神宝線)に導入された通勤型車両です。
1990年〜1992年に能勢電鉄に9編成36両が、譲渡され1700系に。
1757編成(1992年に能勢電鉄に譲渡)を除くすべてが廃車になり、現役で活躍するのはこの1757編成のみとなっています。
1757編成は、1962年12月にナニワ工機で製造。
つまり2025年12月で満63歳ということに。
まさに還暦を超えたレジェンド車両ということに。
鉄道ファンにも「古き良き阪急スタイルを受け継ぐ車両」として人気が高い車両のため、こうしたヘッドマークを掲出し、引退に花を添えようということに。

能勢電鉄は、このレジェンド車両1757編成を、これまで2026年春頃に営業運転を終了する予定と発表していましたが、「2026年内は営業運転を継続」に変更。
1757編成に、特製ヘッドマークと車内記念銘板シートを掲出し、期間限定で運行。

また、公式オンラインショップ「のせでんショップ」11月中旬頃〜「Legend1757 記念グッズ」も販売します。

能勢電鉄が製造から63年の車両にヘッドマーク「古参」を掲出
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

よく読まれている記事

こちらもどうぞ