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輪中の郷

輪中の郷

「輪中」とは木曽三川(きそさんせん=木曽川、長良川、揖斐川)の河口部に広がる湿地帯(ゼロメートル地帯)の水害を防ぐために高い堤防で囲まれた地域のことで、輪中の郷のある桑名市長島町もそのひとつ。輪中の郷では、木曽三川の「輪中」をテーマにした郷土の歴史、文化、産業を紹介しています。

輪中地帯ならではの風土を学び体験する

旧長島町は、木曽三川に囲まれた7つの洲からなる「七島」、あるいは南北に長い島が地名の由来。
明治時代、オランダ人技師ヨハニス・デ・レーケ指導で行なわれた木曽三川分流工事により、輪中を分けていた小河川の多くが廃川となり、現在の姿になりました。
江戸時代には、小さいながらも長島藩2万石(藩庁は長島城=現・長島中部小学校・長島中学校一帯)が置かれていました。

輪中の郷は、輪中地帯独特の民具を中心にした1万点もの膨大な量の収蔵品が自慢です。
歴史民俗資料館(アミュージアムエリア)と産業体験館(アクティブエリア)、さらにアイリススクエアー(輪中観察園)を併設する輪中(長島)のビジターセンター。

桑名市長島町の大きな産業である農業の館外体験も好評です。
内容は季節によって異なりますが、菜花摘み、さつまいも掘りから海苔すきのほか、梅干し、輪中みそなどの加工品作りなどが用意されています。

木曽三川と伊勢湾の豊富な栄養を受ける汽水域で育った長島では、海苔が有名。
海苔本来の生育に則した支柱作りによる伝統製法が行なわれているため、香り高く甘みのあるのが特徴。
製法に手がかかり、生産時期も短いため、全国に多くでまわらない希少な高級海苔なのです。
輪中の郷では、自慢の焼海苔、味付け海苔を販売しているのでお見逃しなく。

輪中の郷
名称 輪中の郷/わじゅうのさと
所在地 三重県桑名市長島町西川1093
関連HP 桑名市公式ホームページ
電車・バスで JR・近鉄長島駅からタクシーで10分
ドライブで 東名阪自動車道長島ICから約2km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 輪中の郷 TEL:0594-42-0001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

長島水辺のやすらぎパーク

三重県桑名市長島町、江戸時代、長島藩増山(ましやま)家の重職を務めた久我家の屋敷を再生したのが、長島水辺のやすらぎパーク。藩主・増山家は4代将軍・徳川家綱の生母・宝樹院の縁者であったことから取り立てられた大名家です。明治12年築の屋敷を休憩

 

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