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金華山灯台

金華山の東端、鮑荒崎に建つ金華山灯台。「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)設計の灯台で、明治9年11月1日に初点灯した歴史ある灯台です。全国に23基しかないAランクの保存灯台、そして日本の灯台50選に選定、国の登録有形文化財に指定されています。

ブラントン設計の貴重な灯台が聖なる島に現存!

シアトルやサンフランシスコを出航する北米航路の船は、この金華山灯台を目指して日本への進路を取りました。

灯塔は花崗岩の布積(ぬのづみ)。
上部に青銅製灯室、ドーム型鋼製灯籠を設置し、半円形の付属舎が付いています。

昭和20年、太平洋戦争中の空襲で破壊され、昭和21年に電化して復活。
海保職員が5人ずつ、10日交代で常駐していましたが、平成17年に無人化されています。
有人時代には、沢水を活用して入浴したのだとか。

平成28年には、点灯開始140周年を迎えました。

石造の灯台としては、東北地方で最古。
灯台としては尻屋埼灯台(青森県東通村)とともに、平成29年に国の登録有形文化財に指定。

「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」として経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。

金華山は島全体が黄金山神社の神域。
金華山灯台に到達するには、鮎川港から船(シードリーム金華山汽船、金華山観光クルーズなど/事前予約が必要)を利用。
金華山の桟橋から金華山灯台へは、金華山表歩道で徒歩2時間20分。
◆東日本大震災の影響で金華山表歩道の通行不能の状態が続いているので、事前に確認が必要。

金華山灯台
名称 金華山灯台/きんかざんとうだい
所在地 宮城県石巻市鮎川浜金華山
関連HP 燈光会公式ホームページ
電車・バスで JR石巻駅から宮城交通バス鮎川港行きで1時間24分、終点下車。鮎川港から金華山航路、または、海上タクシー利用、金華山港から徒歩1時間30分
ドライブで 三陸自動車道石巻河南ICから約38kmで鮎川港。鮎川港から金華山航路、または、海上タクシー利用、金華山港から徒歩1時間30分
駐車場 鮎川港駐車場を利用
問い合わせ 石巻観光協会牡鹿事務所 TEL:0225-45-3456
金華山航路事業協同組合 TEL:0225-44-1850

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