「関西最高所の山小屋」は、関西最高峰で奈良県天川村と上北山村の境にある八経ヶ岳(はっきょうがだけ/1915.2m)の北、弥山(みせん/1895m)の山頂直下に建つ「弥山小屋」で、1870mほどに位置しています。トウヒ、シラビソの原生林に囲まれた山小屋で、世界文化遺産「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)途中にあります。
3人部屋、4人部屋、5人部屋という個室も

大峯奥駈道は、吉野と熊野を結ぶ巡礼の道。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
弥山は、天河大辨財天社の奥宮が祭祀されている聖なる山で、命の源である水の神として古くから信仰されています。
仏教やヒンドゥー教で世界の中心にあるとされる想像上の山、須弥山(しゅみせん)からとった山名で、仏教的世界の中心ということからも熊野信仰の中でもその重要性がよく分かる名前です。
そんな大峯山系の中心ともいえる弥山には、4月下旬〜11月中旬に管理人が入る「弥山小屋」があり、関西最高所の山小屋となっています(予約のある日のみ営業のため要予約)。
2025年は4月29日(火・祝)に営業が始まります。
八経ヶ岳、弥山の山上からは快晴の日の夜明けには富士山を仰ぎ、夜になると大阪湾や神戸の夜景を目にすることができるという雲上の別天地です。
行者還トンネル西口から「弥山小屋」までは3時間ほどの道のりなので、張れた日なら、ファミリー登山にも最適です。
ただし、修験の山、そして近畿最高峰なので、しっかりとした登山装備と経験が必要です。
弥山小屋は、3人部屋、4人部屋、5人部屋という個室もあり(個室料金が必要)、ファミリーやグループにはおすすめです。



「関西最高所の山小屋」は、世界遺産・大峯奥駈道に! | |
名称 | 弥山小屋/みせんごや |
所在地 | 奈良県吉野郡天川村北角 |
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