「にっぽん丸」を運航する商船三井クルーズが新たに2024年12月1日(日)に就航させた豪華客船が「MITSUI OCEAN FUJI」。日本の海運会社運航の豪華客船としては「飛鳥II」、「にっぽん丸」に次ぐ3隻目ですが、何と全客室がスイートルームで海を眺望。さらに商船三井がこだわるフレンチも美味で、注目のクルーズとなっています。
最大定員はわずかに458人!
2013年に「ふじ丸」が引退以降は初となる2隻体制でとなり、「MITSUI OCEAN FUJI」という名も
「ふじ丸」同様に日本のシンボル「富士山」をイメージしたもの。
商船三井クルーズの「にっぽん丸」(3代目)は2万2472t、「MITSUI OCEAN FUJI」は、3万2477tとひと回り大きいのですが、客室数は229室、最大定員は458人に抑えられています。
「にっぽん丸」(3代目)が客室数203室、最大定員449人なので、いかに客室、パブリックスペースが広いのかがよくわかります。
「MITSUI OCEAN FUJI」は、新造船ではなくアメリカのシーボンクルーズ社が運航する「Seabourn Odyssey」をラグジュアリークラスのクルーズ船に改装したもので、新造船に比べると運航までに懸かる費用は抑えられるため、実はかなりの乗り得感があります。
「にっぽん丸」も乗客定員が少ないために寄港地で食材を積み、シェフが食材を見てメニューを決めるなどという、きめ細やかな味覚のサービスがあり(超巨大な豪華客船では無理な点です)、そして大阪商船時代から外洋航路で培ってきたというホスピタリティーで、常連、根強いファンが多いのが特長。
それをさらにバージョンアップするのですから、料金も手が届かなくなるという心配もありましたが、デビュークルーズとなる船旅(横浜港12月1日発・7日間)は韓国の釜山を経由する行程で、旅行代金は約50万~200万円。
1日7万円程度からと考えれば、「にっぽん丸」の窓付きの部屋とさほど変わらない料金設定なので、かなりおすすめといえるでしょう。
日本にもクルーズ時代が到来する兆しですが、ファミリー、とくに3世代での乗船におすすめなのは、「MITSUI OCEAN FUJI」といえるかもしれません。
日本初!全室スイートルームの豪華客船「MITSUI OCEAN FUJI」運航開始! | |
関連HP | MITSUI OCEAN FUJI公式ホームページ |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag