日本一高い山は、富士山ということは知られていますが、では2番というと・・・。案外知られておらず、南アルプスの北岳で標高3193m。山男ならベスト3はスラスラのはずですが、実は、近年、3番めは、奥穂高岳(北アルプスの最高峰)と間ノ岳(南アルプスの2番目の高峰)が同率3位に! 5番目が人気の槍ヶ岳(北アルプス)。
山の最高点に、三角点はない!?
日本の最高峰は富士山ですが、正確には剣ヶ峰で、3776.24m(二等三角点の富士山は3775.51m)。
実は富士山は火口を取り巻くピークが数多く、白山岳にも二等三角点があり、3756.2m。
実質的に日本第2の高峰ともいえるのですが、富士山の一部ということで、国土地理院の「日本の山岳標高一覧」からも外されています。
少し面白いのは、富士山の最高点も三角点ではなく、測定点。
2位の北岳も測定点で、旧来は3192mとしていましたが、平成16年の現地計測による標高改訂で、1m増えて3193mになっています。
3位の奥穂高岳(標高3190m)は標高点(地図を作るときに測量した点)で、平成26年の三角点標高改訂で同率3位に躍り出た間ノ岳は、上位5峰では唯一の三角点(三角点名は「相ノ岳」)でのランクイン。
5位の槍ヶ岳(3180m)も標高点です。
山梨県北杜市を走る中央本線には富士山、北岳、奥穂高岳がほぼ同時に眺望できる区間があり、山男の間では有名だったのですが、間ノ岳が同率3位になったことで、「喜びも半減」といわれています。
1位 富士山 3776m
2位 北岳 3193m (南アルプス・白峰三山)
3位 奥穂高岳 3190m (北アルプス・穂高連峰)
3位 間ノ岳 3190m (南アルプス・白峰三山)
5位 槍ヶ岳 3180m (北アルプス)
日本の山 標高ベスト5 | |
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